出版社内容情報
数学の真理は一種の規約によって生み出されるとする規約主義の立場が破産し,60年代後半から数学の哲学は復興した。本書はゲーデルの論文2本と60年以降の論文7本から成る。
内容
Ⅰ ゲーデルの数学の哲学
第Ⅰ部への道案内
1 カントールの連続体問題とは何か
2 ラッセルの数理論理学
3 数学的諸対象に関するゲーデルのテーゼ
Ⅱ 集合論・証明論・直観主義 第Ⅱ部への道案内
4 反復的な集合観
5 証明論の哲学的立場
6 ブラウワー的直観主義
Ⅲ 数学における存在と認識
第Ⅲ部への道案内
7 数学的真理
8 基礎づけられない数学
9 数学的直観
索引
目次
1 ゲーデル数学の哲学(カントールの連続体問題とは何か;ラッセルの数理論理学;数学的諸対象に関するゲーデルのテーゼ)
2 集合論・証明論・直観主義(反復的な集合観;証明論の哲学的立場;ブラウワー的直観主義)
3 数学における存在と認識(数学的真理;基礎づけのいらない数学;数学的直観)