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もう、服従しない―イスラムに背いて、私は人生を自分の手に取り戻した

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  • サイズ B6判/ページ数 482p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784767806815
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

内容説明

性器切除、強制的な結婚、内戦、虐殺…。死と隣りあわせの国で、隷従と絶望とともに育った彼女は、自由と秩序に基づく世界へと飛び出した―。「殺人の脅迫を受けながら暮らしていても、私は生きていて自由であることに特権を感じる」。2005年、米『TIME』誌「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた女性による衝撃の全米ベストセラー。

目次

第1部 子供時代(血統;タラルの木の下で;アッラーに見守られて鬼ごっこ;涙に暮れる孤児と未亡人;秘密の逢い引き、セックス、スクマウイキの香り;疑いと反抗;幻想と欺瞞;難民;父アベー)
第2部 自由(逃亡;長老会議―氏族の審判;ハウェヤ;ライデン;神との決別;脅迫;政治;テオの暗殺)

著者等紹介

アリ,アヤーン・ヒルシ[アリ,アヤーンヒルシ][Ali,Ayaan Hirsi]
1969年にソマリアで生まれ、ムスリムとして育つ。ソマリア、サウジアラビア、エチオピア、ケニアで子供時代と青春時代を送る。1992年に、会ったばかりの遠縁の男性との結婚を強いられ、オランダに逃れて難民申請をする。オランダ語を学び、中絶クリニックや虐待された女性のシェルターなどで通訳として働く一方、ライデン大学で政治学を学ぶ。在学中の1997年、オランダに帰化。卒業後、労働党のシンクタンクに勤務する。9・11テロ以降、イスラムに対する批判的な発言によりオランダ全土で物議をかもし、それ以後ボディガードつきの生活を余儀なくされる。下院議員に当選後も、イスラム社会における女性の解放をテーマにした映画製作に携わるなどして命をねらわれ、二四時間態勢の厳重な護衛下で生活。現在はシンクタンク、アメリカン・エンタープライズ研究所に勤務しながら、ヨーロッパのムスリム女性の人権やイスラム社会に対する啓蒙、欧米の治安等に関する発言を続けている。2005年には、タイム誌の「世界で最も影響力のある一〇〇人」に選ばれた

矢羽野薫[ヤハノカオル]
千葉県生まれ。会社勤務を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

31
★★★ 自伝。彼女はソマリアで生まれ数か国を転々としながら女性は男性より劣った存在として育てられる。こういう現実を世に現したことに、この本の価値があるんだろう。 その後、22歳でオランダに渡り5年の難民生活ののちに国籍を取得し、現在のイスラムのあり方に疑問を投げかけて女性の解放を訴え国会議員になる。難民としての生活にとても興味が湧くが、国会議員になるころから理屈がよく分からなくなる。ちょっと田嶋 陽子さんを彷彿とさせる(良い意味で)けど、こちらは命がけなのが宗教の怖さ。2016/01/31

空猫

28
【プリズンブッククラブ15章から】性器切除を強要され(5才で!)女1人では外出もできず、未婚で恋愛(妊娠)すれば、村八分どころか親に恥だと殺される…ムスリムの女性はそんな状況で育つ。親の決めた結婚から逃げ蘭国で難民として自活後、議員になった女性の自伝である。世俗(西洋)化≒ムスリムの棄教=死だ。女性解放はアッラーへの侮辱とイスラム教徒達から「脅迫」を受け、それを映画化した監督は殺害されたという。全ての宗教は、人々が幸せに生きるためにあるはずが勝手に歪曲され利用されてしまう悲劇がここにもあった。 2019/09/04

スー

17
最近、イスラム教は本来、寛容で平和的な宗教で間違って解釈されている為に攻撃的に思われていると書いてある本を読んだばかりなのに、この本ではイスラムは女性を抑圧し、子供達から創造力を奪う古い伝統を残した宗教だと書いてありちょっと混乱しています。彼女が語るコーラン以外の知識は否定してる、女性への暴力、レイプ、性器切除、名誉殺人など悲惨で正視に耐えません。彼女は苦しむ女性達を救いたいと声をあげるが命を狙われ、彼女の脚本で映画を撮った監督は白昼に射殺されてしまいます。女性の解放は遠い2018/01/11

jamko

6
『プリズン・ブック・クラブ』から二冊目!本書はソマリアのムスリム家庭に生まれ育った著者、アヤーン・ヒルシ・アリによる自身の半世紀だ。5歳で性器を切除され、女性差別に疑問を抱きつつも相反するようにイスラム教へ傾倒するアヤーン。しかし親から決められた結婚には反旗を翻しオランダに亡命して国籍も得、ついにはイスラムを批判するイスラム教徒として国会議員に祭り上げられていく。しかし同時にイスラム社会を敵に回した彼女は尋常でない警備のもとにおかれ日常生活をも奪われていく。激動の人生。2016/10/01

takao

4
ソマリアから飛び出してアメリカに2024/01/07

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