出版社内容情報
受動文、使役文、非人称文、副詞句のコントロールなどに関して、従来関係文法で示されてきた説明を再検討し、新たな解決法を試みる。
関係文法を用いることで、生成文法では複雑な記述にならざるをえなかった構文のいくつかが、単純な仕組みで説明できるようになった。しかし、その逆の結果となった例もある。主にフランス語を例としてそれらの問題点を検証し、関係文法による説明を他の文法記述によって補完していく方向性を示す。
第一章 関係文法におけるフランス語の受動文の解釈について
第二章 フランス語の使役文について
第三章 ジェロンディフ等の副詞句における明示されない主語の解釈について
第四章 関係文法におけるフランス語の倒置構文、非人称構文の扱いについて
第五章 POSTALによるフランス語受動文の解釈について
第六章 フランス語の受身的解釈を受ける使役文について
第七章 関係文法における日本語受動文の扱いについて
第八章 使役動詞について日、仏、伊語の比較から
参考文献
人名索引
事項索引
内容説明
フランス語の受動文、使役文、非人称文、副詞句のコントロールなどについて、従来関係文法で示されてきた説明を再検討。新たな記述の可能性を目指す。
目次
第1章 関係文法におけるフランス語の受動文の解釈について
第2章 フランス語の使役文について
第3章 ジェロンディフ等の副詞句における明示されない主語の解釈について
第4章 関係文法におけるフランス語の倒置構文、非人称構文の扱いについて
第5章 POSTALによるフランス語受動文の解釈について
第6章 フランス語の受身的解釈を受ける使役文について
第7章 関係文法における日本語受動文の扱いについて
第8章 使役動詞について日、仏、伊語の比較から
著者等紹介
木内良行[キノウチヨシユキ]
1955年徳島県に生まれる。1999年パリ第8大学言語学科博士課程修了、言語学博士。現職、大阪外国語大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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