内容説明
近年、アジアにおける高等教育市場は激しく変動している。アジア各国の代表的な大学の取り組みや今日的な課題について解説し、高等教育市場がグローバル化する時代に、日本の大学がアジアのなかで何を目指していくべきかを考える。
目次
グローバル化するアジアの大学―国境を越えた人材流動が求める質の保証
中国(一)―質の全体的な底上げと一流大学の形成を目指す教育大国
中国(二)―国家戦略としての国際教育交流の振興
韓国―競争環境の再編と大学評価情報公開・活用の強化
シンガポール―世界の頂点目指す自治大学化と米中を結ぶ新大学の誕生
タイ―高等教育の大衆化とASEAN統合に向けた国際的地位の向上
マレーシア―国際学生移動のトランジット・ポイント
インドネシア―高等教育の巨大市場と人材育成戦略
ベトナム―膨張する高等教育をどのように質保証するか
カンボジア―高等教育の質向上と私立大学の役割〔ほか〕
著者等紹介
北村友人[キタムラユウト]
東京大学大学院教育学研究科准教授。専門は比較教育学、教育社会学、国際教育開発論
杉村美紀[スギムラミキ]
上智大学総合人間科学部教育学科教授。専門は比較教育学、国際教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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