目次
序章 自治を探る
第1章 自立と創造が地方の活力の淵源―地方分権改革の意義と歩み
第2章 地域から制度を創る
第3章 地方政府の枠組みの改革
第4章 より住民に近い自治に
第5章 地方自治の節目における所感
第6章 予算執行の不正を排す―外部監査制度の導入
第7章 制度改革に当たる苦楽
著者等紹介
松本英昭[マツモトヒデアキ]
昭和17年生まれ。昭和39年東京大学法学部卒業、自治省入省。財政局地方債課長、行政局行政課長、大臣官房審議官(行政担当、財政担当)、総務審議官、国土庁地方振興局長、自治省行政局長を歴任して、平成10年自治事務次官。自治総合センター理事長、地方公務員共済組合連合会理事長を経て、平成22年から地方公務員共済組合協議会会長。第27次・第28次地方制度調査会専門小委員会委員長、行政改革推進本部専門調査会委員等も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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earlybird_kyoto
3
大学院課程の課題のために再読。1990年~2010年頃にかけては、政権交代が2度あり、三位一体改革、市町村合併、そして道州制移行に向けた議論など、非常に内容の濃い20年間だった。キーワードは「地方分権」だったが、そもそも何を目指していたのかをしっかり振り返っておく必要がある。少子化、人口減少を見据え、地方自治体の規模を見直さなければ有効な施策立案、そして効率的な執行は困難とされていたが、地方創生の名の下に結局は以前のような国・地方の関係にとどまっているのではないかと思われる現状には疑問符しか浮かばない。2025/01/05
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