内容説明
人買いにさらわれた幼い姉弟。安寿のひたむきさ、厨子王の勇気、そして劇的な結末をダイナミックに描ききる『山椒大夫』。他に代表的な時代小説『最後の一句』『じいさんばあさん』『高瀬舟』を収録。
著者等紹介
小田切進[オダギリススム]
1924~1992年。文芸評論家。立教大学名誉教授。元・財団法人日本近代文学館理事長。元・県立神奈川近代文学館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ままえもん
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新装版ではないけど図書館で借りて。「高瀬舟」は高校の国語の教科書で、どんな話だったけ?と思い返しもう一度読みたくて。子供の頃家に「あんじゅとずしおう」という絵本があって悲しいお話だった記憶があった。大人になってから図書館とかで見かけないなーと思ってたら、森鴎外の「山椒大夫」だったことがこれを読んで判明!すっきり! どの話も深い話でした。原作では・・・読解できるか自信ない(笑)2014/11/04
sohmah147
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このシリーズの中ではまんがと文章のバランスがほどよくとれている。「高瀬舟」「最後の一句」は教科書で読んだなあ。2024/02/17
紅茶派
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ほかに、「最後の一句」「じいさんばあさん」も収録。「高瀬舟」がよかった。2021/08/02
emukana
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漫画として焦点が明確に表現されていた。高瀬舟は、護送人の観点で罪人への思い込みからやりとりを通じて考え直す変化が興味深い。次は活字版を辿ってみたい。2020/01/11