韓国女子刑務所ギャル日記

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784777810420
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

「何日か遊んで、荷物を持って帰ってくるだけ」軽い気持ちで引き受けたアルバイトが、すべてのはじまりだった―。ハタチのギャルが海外で体験した3年間の刑務所生活を、獄中日記と語りで描いた異色のノンフィクション。

目次

第1章 私が逮捕されるまで
第2章 拘置所の中
第3章 女の戦い
第4章 永登浦への移送
第5章 韓国の女子刑務所
第6章 痛みを超えて、強くなる

著者等紹介

あき[アキ]
1988年、東京生まれ。日本国籍(華僑)の父と、日本人の母との間に生まれる。私立中学校を中退後、北京の日本人学校へ入学。帰国後の高校時代にギャル・サークルの代表になる。2008年10月、身に覚えのない薬物密輸の容疑により韓国で逮捕される。2011年、満期出所で日本に帰国

石原伸司[イシハラシンジ]
1938年、東京生まれ。12歳で家出し、生きるため、盗み、恐喝を繰り返す。刑務所で出会った極道に心酔し、広域暴力団の組長になる。生涯にわたる塀の中の生活は通算で30年。極道を引退後、作家となる。繁華街で不良少年・少女の悩みを聞き、彼らの更生を手助けする姿が「夜回り組長」として反響を呼ぶ。風水アドバイザーとしても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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garth

22
まったく知らない相手に「30万円で日本に荷物を運んでくれ」と言われてシャブの運び屋になり韓国で捕まって3年間刑務所暮らしをした元ギャルサーリーダーの手記。「いまは慣れない塀の中に閉じ込められて、ちょっと弱っているけど、本当のアーは喧嘩上等!誰にも負けない、一番が大好きな女の子。普通じゃないよ!だから、自分の個性をちゃんと出して、裁判の途中でだって輝きたいんだ」刑務所に入ってもダイエットのことしか考えず、「雑居房で一番」をめざしてセコイ意地悪を続けるアー。たしかに普通じゃない!2012/09/07

itokake

16
2008年、20歳女性が韓国の空港で逮捕。スーツケースから覚醒剤が1キロ出て、3年服役。運び屋のバイトとは「知らなかった」。ギャルサークルをやっていた当時の著者をネットで見るとガングロだった。興味深いのは韓国の刑務所よりも、この著者の考え方。拘置所の同房で1位の女性を敵視し、貶める。人を見る目があるという自負は、ゆらぎがない。たかが10人未満の拘置所の部屋で1番になりたいと意気込み、陰口と陰湿な手口(化粧水に洗剤をまぜる)を使う。心の内を素直につづり、それがそのまま出版されたことに感動すら覚えた。2023/07/31

ショコラテ

14
ニュースでも定期的に報道される「騙されて運び屋やって逮捕されちゃった 」ギャルの日記。「あたしは何でも深く考えるから」って、考えてないから捕まったんだろ!「一番じゃなきゃイヤなんだ」刑務所の雑居房で一番になる意味って…。「もっとブスになれ」他人の化粧水に洗剤混ぜるってソレ、傷害なんじゃ…。考えるのはダイエットのことばかり。突っ込みどころ満載の「普通じゃないアー」の監獄日記。確かに普通じゃないです、いろんな意味で。捕まったのが韓国で良かったよね。シンガポールなら死刑よ。収監中に中国語マスターしたのはエライ。2012/11/24

フクミミ

5
自己評価が異様に高いギャル・・「アー」。雑居房内でも「何でも自分が一番でなきゃイヤ」「人と同じはイヤ」と同室の人に細かいイケズをして足を引っ張ったり、頭の中はダイエットの事ばかり考えてる。本当に反省してんのか、コイツ? 私の周りにはいないタイプの人間なので、理解不能です。 只、服役中に中国語、韓国語をモノにした根性は評価に値するけどね。 図書館で借りて読みました。 自費では絶対に買わない類の本。2013/02/26

♡♡♡

5
薬を運んで韓国の空港でつかまったギャルの話。内面描写がリアルで面白かった。ただでは起き上がらない精神がすごいね。2013/01/18

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