内容説明
NPOの実践に向けて運営と制度の両面からアプローチ。第一部では、組織の立ち上げと運営に関する課題、それに行政や企業との協働について語り、第二部では、NPO法人制度や新しい一般社団・財団法人、公益社団・財団法人制度の内容とともに、それらの税制について論じている。
目次
第1部 組織の設立と運営(いかに組織を立ち上げるか;人を生かす組織とは;組織を活かす資金源とは;参加と協働の手法)
第2部 法人制度と税制(非営利組織に関する法人制度の現状;特定非営利活動促進法(NPO法)と税制度
新公益法人制度と税制上の課題)
著者等紹介
山岡義典[ヤマオカヨシノリ]
1964年東京大学工学部建築学科卒業、大学院に進み都市計画を専攻。69年から都市計画や都市設計の実務につき、77年にトヨタ財団に転職。プログラムオフィサーとして研究助成や市民活動助成で新しい領域を開拓、同時に民間非営利活動の発展のための調査研究や仕掛けづくりに携わる。92年にフリーに。96年11月、多くの関係者と協力して日本NPOセンターを設立、事務局長・常務理事に。2001年4月、法政大学現代福祉学部教授、02年4月、市民社会創造ファンド設立とともに運営委員長に、04年7月、日本NPOセンター副代表理事に就任
雨宮孝子[アメミヤタカコ]
1968年慶應義塾大学法学部卒業、73年、慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。専門は、民法(特に公益法人、家族法)、信託法。74年、公益信託を世に出す研究会の一員として、(財)公益法人協会にかかわる。以来、30年以上、公益法人協会専門委員として公益法人・NPO法人・公益信託の調査・研究、設立・運営上の相談などに従事する。現在、明治学院大学法科大学院教授(民法、NPOと法、信託法などの授業を担当)。日本NPOセンター理事も務める。2007年4月から日本で初めての公益認定機関である公益認定等委員会委員となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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