内容説明
少年事件の弁護人・付添人として活動経験豊富な弁護士が今思う「あの時、これが分かっていれば」がぎっしりつまった1冊。逆送事件の裁判員裁判手続における弁護活動のあり方を詳細に解説した初の実務書。弁論例も収録。少年法の基礎知識から実務の流れと各段階の留意点、少年や家族への接し方まで、具体例を交えて全てフォロー。少年事件に取り組む弁護士が知っておくべき児童精神医学の基礎知識を児童精神科医の高岡健医師に聴いたインタビューも収録。
目次
第1部 少年事件における弁護人・付添人活動(少年事件受任のための前提知識;少年法「改正」;少年事件の手続概要;少年事件における弁護士の役割;少年との面接・接見時の注意点;捜査段階での弁護活動;触法調査に対する付添人活動;家裁送致日の活動;審判期日に向けた付添人活動;鑑定留置中の弁護人・付添人活動;審判期日の付添人活動;決定の種類;抗告・再抗告;検察官送致と少年の刑事裁判)
第2部 インタビュー児童精神科医・高岡健医師に聴く
第3部 資料集
著者等紹介
川村百合[カワムラユリ]
ゆり綜合法律事務所所属、弁護士。1994年、司法試験合格(49期)。1995年、早稲田大学大学院法学研究科(民法)修士課程修了。1997年、東京弁護士会に弁護士登録。以後、一般民事事件、家事事件、刑事事件、少年事件を中心に弁護士業務を行う一方、さまざまな子どもの権利擁護活動に取り組む。13歳少女による5歳男児の突き落とし事件として世間の耳目を集めた高田馬場事件の付添人、16歳少年が両親を殺害した板橋事件の逆送後刑事裁判の弁護人、児童養護施設恩寵園で園長が多数の園児に体罰を振るった事件の責任を問う損害賠償請求訴訟の代理人を務めるなど、著名事件での活動も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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