内容説明
ラシーヌ、モリエールと並び称される十七世紀仏古典主義の劇作家ピエール・コルネイユ。内外の研究者がその魅力を多面的に分析。
目次
第1部 フランス古典主義とコルネイユ(コルネイユと諸矛盾の問題;コルネイユと仕掛け芝居;コルネイユと教会―倫理と劇作法;コルネイユの「小さな悲劇」―『舞台は夢』五幕三場の分析;燃える洪水―『ティットとベレニス』について)
第2部 世界とコルネイユ(コルネイユ―イタリアの影響、またはアリストテレスをめぐる大混乱;舞台における死―コルネイユと絶対悲劇;怪物的なもの、常軌を逸したもの―レッシングによるコルネイユ像、レッシング後のコルネイユ像;日本最初の『ル・シッド』翻案『鎌倉武鑑』について)
第3部 現代のコルネイユ(フランスにおけるピエール・コルネイユの劇作品の演出;コルネイユ・フランス古典主義演劇と日本)
資料・日本におけるコルネイユ受容―フランス古典劇の翻訳 コルネイユを中心に
著者等紹介
小倉博孝[オグラヒロタカ]
現職:上智大学文学部フランス文学科教授。専門:フランス17世紀文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- Wild Animals