内容説明
待望の改訂版刊行!!刑事裁判における尋問技術学習のための最適の書。裁判官・検察官・弁護士の三者の立場から尋問のノウハウを詳細に解説。
目次
第1章 総論(刑事訴訟における証人尋問の重要性;刑事裁判官から見た尋問技術 ほか)
第2章 尋問技術一般(事前準備の重要性―弁護人の立場から;事前準備の重要性―検察官の立場から ほか)
第3章 尋問技術各論(自白の任意性を争う尋問;伝聞例外の適用をめぐる尋問 ほか)
第4章 交互尋問(交互尋問の設例1―強盗致死;交互尋問の設例2―強盗致傷)
著者等紹介
山室惠[ヤマムロメグミ]
昭和46年司法試験合格。昭和49年裁判官任官。昭和63~平成元年司法研修所刑事裁判教官。平成5年~平成9年同。平成16年退官、弁護士登録。東京大学法科大学院教授、弁護士、第二東京弁護士会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たろーたん
1
覚書。尋問の前には、獲得目標を明確にしておくこと。苛烈な取調べによる自白を問題にする場合は①取り調べの実態、②それによって被告人が自白してしまったという因果関係を具体的に明らかにしなくてはならない。目撃証言者に反対尋問をする場合は、①知覚(問題なく観察できたか。見た場所の明暗や距離、見通し、観察時間の長さなどを攻める)、②記憶(日時の経過とともに記憶は減退するので、目撃者の捜査段階で徐々に詳細になっていったり変遷があったら注意)、③表現(証言に価値観が含まれた抽象的な表現になってないか注意)の各過程を見る2022/10/31
めぐみ
1
とりあえずざっと読んだ。読むは易し行うは難し…。2014/09/04