内容説明
ガス事業法は、昭和二十九年に制定、施行され、消費者利益の保護、ガス事業の健全な発達及び公共の安全の確保を目的として、ガス事業に関する所要の公益事業規制及び保安規制が定められた。その後、平成十五年には、エネルギー基本法の考え方に則り、エネルギーセキュリティに優れ、環境負荷の低い天然ガス利用の拡大や効率的なガスの供給体制の実現の目的を達成するため、効率的なガス供給基盤の整備とその有効利用の促進及びガスの需要家の選択肢の拡大を柱とする改正が行われた。本書は、平成十五年改正後のガス事業法の内容を受け、法令の解釈基準や運用についてだけではなく、改正の経緯についても可能な限りの内容をも盛り込むことにより、法文理解の一助となるよう、編集した。
目次
第1章 総則
第2章 一般ガス事業
第3章 簡易ガス事業
第4章 ガス導管事業
第5章 一般ガス事業、簡易ガス事業及びガス導管事業以外のガスの供給等の事業
第6章 ガス用品
第7章 雑則
第8章 罰則
附則(平成十五年六月十八日法律第九十二号)抄