内容説明
大気汚染物質や温室効果ガスをまったく出さない自転車は、21世紀のニーズにぴったりあった環境にやさしい交通手段です。でも、車のあふれた現代の都市空間は、決して自転車にやさしい環境とは言えません。自転車の魅力は何か。日々のサイクリングをもっと安全、便利、快適にするには、どうしたらいいのか。道路や都市交通問題のエキスパートである著者の「サイクルパワー」は、そんな疑問にずばりと答えています。
目次
私の自転車原体験―序に代えて
第1章 今、なぜ自転車か
第2章 動き出した自転車社会
第3章 身近な乗り物―自転車利用の現状
第4章 二つの障害―放置自転車と交通事故
第5章 動き始めた日本の自転車政策
第6章 世界の潮流は自転車へ―海外自転車事情
著者等紹介
横島庄治[ヨコシマショウジ]
元NHK解説委員、高崎経済大学教授。早稲田大学政治経済学部卒業後、1964年NHK入局。社会部記者を経て89年から解説委員。96年解説主幹で定年退職とともに現職。専門は都市経営。記者在職中から都市行政や交通政策そして環境問題に取り組む。現在、社会資本整備審議会委員(国土交通省)、東京都廃棄物審議会会長、群馬県環境懇話会座長などをつとめ、幅広い視点からの政策提言で行政のブレーンとしても活躍中
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