内容説明
創設された総合的な学習の時間がどのような学習形態であるか、について基本的な考えを示す。それを受けて、総合的学習でどう学び、何を身につけるべきかについて提示。総合的学習が創設される背景としての、60年代以後の教育の動きを解説。総合的学習に至る道筋と、クロスカリキュラムの実践などを示す。総合的学習について、それが課題追究活動であること、そのためポートフォリオ学習が大切であること、課題追究の結果、知の増殖作用が起こることなど、さまざまな実践例などを紹介しながら総合的学習の新しいあり方を提示。多様な活動形態がみられる先進校について調査。学習活動に即した教師のプロセス評価こそ大切であるとする考え方を具体的に示す。これらが本書の伝えるところである。
目次
第1章 総合的な学習の時間の創設
第2章 総合的学習への期待と課題
第3章 完全学校週5日制と学校教育の課題
第4章 クロスカリキュラムからのスタート
第5章 課題追究活動とポートフォリオ学習
第6章 総合的学習への生徒の満足度
第7章 総合的学習の評価と教師の評価行動