出版社内容情報
2年生のタクが、夏休みにバスに乗って、山梨の祖母の家に行くことになった。それも、ひとりで! ドキドキワクワクのバスの旅の中、タクはうっかり寝てしまい、降りる停留所を通り過ぎてしまったかもしれない!? 無事に着けるかな?
いとう みく[イトウ ミク]
著・文・その他
山田 花菜[ヤマダ カナ]
イラスト
内容説明
こうそくバスで、めざすはばーちゃんち!…ところが、小学2年生のタクをまっていたのは、かずかずのしれんとトラブルだった!
著者等紹介
いとうみく[イトウミク]
神奈川県生まれ。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞を受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人
山田花菜[ヤマダカナ]
神奈川県生まれ。日本児童教育専門学校絵本創作科卒業。ふたりの男児の子育てに奮闘しながら、児童書を中心に創作活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
58
児童書低学年向き。2年生のタクはひとりで高速バスに乗っておばあちゃんの所に行く。初めての一人旅、バスの停留所までおばあちゃんが迎えに来てくれるのそのまま乗っていればいいけど…。乗り越しちゃったらどうしよう、隣にこわそうなお兄さんが座ってきて、タクはビクビクドキドキ。▽勇気をだせてよかったね。2019/09/19
杏子
18
図書館にて。夏休み、小学校2年生の男の子が一人で高速バスに乗って、山梨のおばあちゃんの家に行くというお話。一人で高速バスってよく行けたね!大人でも初めて行く時はドキドキものなのに。休憩時間にトイレに行って、自分の乗るバスがわからなくなるって、よくわかるなぁ。出発前に確認するだろうから、置いてかれることはないだろうけど。隣に座った、いっけん無愛想な太ったお兄さんもよかったよ。微笑ましくなった。ちょっとした冒険だね!男の子にとっては。2018/10/07
頼ちゃん
11
子供にとっては大冒険だよね。ドキドキ感がよく伝わった。バスが着くまでの短いお話だけど、とても良かった。いとうみくさんだって、あとから気付いた。さすが!2019/06/24
メープル
9
娘に読み聞かせ。お話の世界に入っているのがわかる。初めて1人で山梨のばーちゃんの家へ行く男の子のお話。うちの娘も内弁慶で、知らない人にはお話出来ないから、きっと自分と重ね合わせてみてたんだろうなぁ。おとうさん、おかあさんの気持ちもわかります。2023/12/07
遠い日
6
夏休み、小学2年生のぼくが初めてひとりで高速バスにのっておばあちゃんの家に泊まりに行く。今年はお姉ちゃんが受験生で塾が忙しくていっしょに行けないのだ。準備は万端、わくわくも止まらないのに、いざバスに乗ってみればあれこれ不安が頭を擡げる。大丈夫!という気持ちが揺れている。でも、ぼくは大人に助けてもらって自分の力で困りごとを解決していったんだ。気づけばひとり旅のぼくを見守ってくれる親切な人々の温かな目があった!まさに大冒険をやり遂げました。2024/03/02