すすにまみれた思い出―家族の絆をもとめて

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  • サイズ B6判/ページ数 94p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784323063201
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

アポロジニの子ジョンの幸せは突然破られた。肌の色が薄い彼は、オーストラリア政府の行う白人化政策の標的となったのだ。それは家族との訣別を意味する。一族はジョンにすすをぬり役人の目を欺くが…。\これは、単なるアボリジニの話ではない。時を超えて、国を超えてかわることのない母子の絆の物語。

内容説明

「お母さん、助けて!お母さん!」オーストラリア政府がおこなったアボリジニの子どもたちに対する白人化教育。それは、福祉という名の強制的な拉致行為でした。法律の下にひきさかれた親子は、10万人にのぼるといわれています。オーストラリア・キリスト教文学賞、児童図書最優秀賞など、数々の賞を受賞した、時を超えて、国を超えてかわることのない母子の絆の物語です。

著者等紹介

ヒル,アンソニー[ヒル,アンソニー][Hill,Anthony]
1942年オーストラリア・メルボルン生まれ。メルボルン・ヘラルド、オーストラリア・フィナンシャル・レビュー紙などのジャーナリストを務める。1988年に初めての児童書を出版。現在は首都キャンベラ近郊にてアンティークショップを経営し、アンティーク関連の書籍も刊行している。“THE BURNT STICK”は、1995年度オーストラリア・キリスト教文学賞、オーストラリア児童図書最優秀賞をはじめ、数々の賞を受賞して高く評価され、注目を浴びた

ソフィラス,マーク[ソフィラス,マーク][Sofilas,Mark]
1961年西オーストラリア州生まれ。パース・テクニカル・カレッジにてグラフィックデザインを学ぶ。デザイン会社勤務を経た後、自らのデザイン会社を設立、現在広告、出版、美術関連の分野で活躍

池田まき子[イケダマキコ]
1958年秋田県鹿角市生まれ。雑誌の編集者を経て、1988年留学のためオーストラリアへ渡って以来、現在もキャンベラ市に在住。フリーライターとして日本の新聞や雑誌、オーストラリアの日本語新聞などに執筆。また翻訳も手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

どりーむとら   本を読むことでよりよく生きたい

12
 日本とオーストラリアの共通点は2つあります。1つ目は、オーストラリアが白人男性とアボリジニー女性の子供を施設に預ける政策が間違いだったと認めたことと、日本が障碍者同士の結婚で子供が生まれないようにする手術が間違いだったと認めたことです。2つ目は、アボリジニーの人々が話し合いで情報交換をする文化と、宮本常一の「忘れられた日本人」に描かれた対馬の村のようなの寄り合い文化が似ていることです。思い出を語るジョンのような人の中には結婚して子供もいる。奥さんを含めて家族はこれからどう生きるのかな2024/08/13

弥都

1
言葉をもたない先住民アボリジニ。オーストラリア政府によるアボリジニの子どもたちへの白人化教育の実話。「ドリーミング(神秘の哲学)」「奪われた世代」という言葉を初めて知った。大人になり家族と再会出来たとしても、取り戻せないものがある事実がとても悲しい。ジョンは再会することが出来たのだろうか。心がきゅーっとなる。この世界の歴史を紐解けば、いつも差別や偏見や戦争という背景がある。そんなものは大切なものをなくしていい理由にはならない。彼らアボリジニの奪われた世代についても忘れず伝えていこうと思える本だった。2024/09/28

夏みかん

1
アボリジニの歴史を知らずに生きていたので、衝撃を受けた。おおよそ政府が勝手に決めつけてやって良いことでは無い、自分と同じ人種じゃないだけで「自分の子供(または親)の事だってどうせすぐ忘れる」等なぜ決めつけるのか不思議でならない。2024/03/11

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