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内容説明
時代を超える、筒井康隆ライトノベル傑作選。
著者等紹介
筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年、大阪市生まれ。同志社大学文学部卒業。1960年、SF同人誌「NULL」(ヌル)を主宰。この雑誌に発表した「お助け」が江戸川乱歩に認められ、作家活動をはじめる。1981年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎文学賞、1989年『ヨッパ谷への降下』で川端康成文学賞、1992年『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、フランス・シュバリエ章受章。同年、フランス・パゾリーニ賞受賞。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
17
★★★★ 子供向けだけど、筒井っぽいブラックがしっかり入っていておもしろかった。2024/11/22
たくのみ
10
小学校の男子と女子との喧嘩が発端。それがいつの間にか町を二分する諍いに発展。諍いが小競り合いになり、それが紛争、内戦にまで発展していく愚かしさ。ユーゴやルワンダの悲劇を連想してしまった。やっぱり少年向けでも筒井康隆はスゴイ。戦争が嫌と言ってるくせに、いつの間にか軍隊はカッコいいと思わせようとする最近の映画。ほんと困るんですよね。ほんとに。2016/08/18
なま
9
★★★★★題名通り、些細なことが大騒動になる短編5話がつまってます。博物館のロケットに乗ってスイッチ押したら宇宙へ!とか誘拐事件と素っ裸の赤ちゃん!とか東京上野公園に宇宙からきた石のシリコニイ。彼が言うには宇宙で石が話すのは当たり前と、西郷隆盛の銅像に命を吹き込むのをきっかけに鎌倉や奈良の大仏、アメリカのリンカーンやアラビアのスフィンクスまで動き出す。特に『三丁目が戦争です』は、笑いの中にも現代の戦争や争いを考えさせる作りにもなっていて、エンディングが読む人によって違うというのも面白い!シリーズ本。2018/11/23
サラサラココ
8
SF5話。ひらがなが多いので、低学年から読めるようにしてあるのかな。2021/05/28
DBII け
1
三丁目が戦争です、は終わり方を変えるような変えないようなでも訴えている最後が気に入りました。ほかの作品も楽しかったです。2014/01/05