出版社内容情報
ふうたとくうたはふたりきりで暮らすくまの兄弟。雨の日、雨ふりを天気にする“おてんきてんし”の絵を描いたふたりは、その絵がいなくなったお母さんにそっくりだったため、こらえていた悲しみがあふれだし……。 小学校低学年
内容説明
おてんきてんしってしってる?あめふりをてんきにしてくれるからてんしなんだって。ほんとかなあ…。小学校1・2年生むき。
著者等紹介
戸田和代[トダカズヨ]
東京都に生まれる。『ないないねこのなくしもの』(くもん出版)で日本児童文芸家協会新人賞、『きつねのでんわボックス』(金の星社)で第8回ひろすけ童話賞を受賞
たかすかずみ[タカスカズミ]
福岡県に生まれる。フリーのイラストレーターとして、子ども向けの雑誌や絵本のさし絵をてがけるなど幅広く活躍。パステルを使ったやさしくあたたかい画風は定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hoko
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小学1,2年生向けの本だが、悲しくて温かく、優しい挿絵も加わり、心に響く物語。お父さんを事故で亡くし、お母さんは花を摘みに行き行方不明となっている、クマの兄弟。ピクニックに行こうとしたが、雨の為中止。そこで、「てるてるぼうず」=「おてんきてんし」を作り始める。天使は、神様のお使い。天気だけでなく、彼らの願いを叶えてくれるのか?「なきたいたきは、なきたいだけなけばいいさ」「どんなにかなしいことも、なみだがいっしょにながしてくれるからね」という、やまねこのおじさんのことば。小学生がどう受け止めるのだろうか。2013/09/17
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