出版社内容情報
クリスマス間近のある日、貧しい農家の男の子ヨハンのめ牛が死んでしまいました。家にたった一頭しかいない牛がしんでしまうなんて、世の中は不公平だとヨハンは神さまに腹を立てますが…。やさしさあふれるお話です。
内容説明
クリスマスが近づいた、ある雪の日、ベックフルトさんが、町でめすのこうしを一頭かいました。ところが、家へかえるとちゅう、よっぱらってこうしをそりからほうりだしてしまいました。こうしをひろったヨハンは、大よろこび。さて、こうしはヨハンのこうしになったのでしょうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
17
悲しみに満ちた始まりでしたが、雪の降る街並みが綺麗だし、陽気なベックフルトさんの登場で暗くはない。雪と星空のシーンが良かった。2015/11/25
がる
12
読友さんご紹介本。 スウェーデン発。 神様は不公平だと思うヨハンの気持ちがよくわかります。 それでもハッピーエンド。いいお話でした~♪ テーンクヴィストの絵がとても良くて、スウェーデンの原風景(?)という感じです(*^_^*)2013/03/22
えぼし
9
大好きな雌牛を失い、父も母も嘆き、貧しさの中で懸命に生きる少年だからこそ、仔牛と巡り合えたのだと思いました。お金持ちのベックフルトさんは子供が好きだけど、ただ甘いだけではないところに彼の優しさをむしろ感じました。 2015/11/26
ぱちょ
2
絵がとてもかわいい。苦労の中にちょっとしたあたたかいものを感じる絵本2020/02/17
風琴
2
ヨハン少年の素直な叫び「この 世界には、こうへいなことなんか、ひとつも ないんだ」。神様への訴えにちゃんとこたえは用意されていました。2015/12/21