感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
51
令和3年度低学年課題図書を長女と読みました。お弁当から辿る生産と流通。何気ない日常は、みんな誰かに支えられてあり、生かされているということに気付かされます。その一つ一つに感謝することは難しいけれど、せめて“いただきます”、“ごちそうさま”は心を込めて言いたいし、今一度“もったいない精神”を見直したいなぁと思いました。巻末のおまけ「どこからきたの?このえほん」にも、長女は興味津々でした。2021/04/26
♡
46
お弁当を楽しみにしている人や鈴木まもるさんの作品が好きな人にオススメの1冊です!娘ちゃんが遠足でお弁当が必要なので、この機会に。1つの食べ物にたくさんの人が関わっていること、その方々への感謝の気持ちや食べ物に対する感謝の気持ち、お弁当を作る人への感謝の気持ちも含めて、娘ちゃんに知ってもらえました。ちなみに娘ちゃんは「すみっコぐらしの蒲鉾」をお弁当に絶対に入れてとご要望が‥笑。食育にも繋がり、親子で一緒にお弁当を楽しめる素敵な絵本です!空っぽになったお弁当箱が返ってくるのを楽しみにしているママです。2022/10/24
ヒラP@ehon.gohon
41
何気なく食べてしまう手作り弁当も、食材の一つ一つが辿った道や、弁当箱、弁当袋ができた過程を知ると、とてもありがたみがわいてきますね。 お店で買ってきたものだけでなく、家庭菜園でとれたミニトマト、お母さんの田舎から送られてきたたくわんが入っていることが素晴らしいです。 そして何よりもお母さんの手作りであることが最高です。 どんなお母さんなのか、お母さんはどうしてお母さんになったのかまで思ったら、やっぱり感謝状でしょうか。 コンビニ弁当では、食育はうまれないと思いました。2020/11/01
shiho♪
40
普段食べているものがどうやって生産され、どうやって私たちの手元に届くのか、この1冊で低学年の子どもにもまるっと理解できますね。 そして食べ物だけでなく、お弁当箱(私も曲げわっぱの弁当箱に憧れます💕)や巾着袋に至るまで生産過程が描かれていて、子どもの興味を広げるきっかけにもなりそうです。巻末には鈴木まもるさんの遊び心溢れる、「どこからきたの?この絵本」も収録。農業・畜産業・漁業、それから流通…いろんな人のおかげで私たちは生活できています。全てに感謝!2021/05/27
アナクマ
38
お弁当の色々なおかずは、どんな経路をたどってここまできたのだろう? テーマは教育的でもありますが、工夫があって楽しく読めます。◉玉子焼きは「にわとりさんが あさ うんだ たまごを…」。アジフライは「りょうしさんが ふねに のって うみで…」と、この辺は順当としても、ミニトマトはベランダからだし、たくあんは田舎のおばあちゃんのお手製で、お弁当箱はお父さんの出張みやげ…と多彩なラインナップ。意外にも国産率の高いお弁当で、サプライチェーンの遠大さも示しつつ、調理や人との関係性までを視野に入れている点が斬新かと。2022/07/31