内容説明
きゅうりがきらいなれいちゃんがれいぞうこのまえをとおりかかると、なにやらこえがきこえてきました。「お2かいのれいぞうしつでも、かまぼこさんやハムちゃんが、カビがはえるまでほうっておかれたりしているらしいよ。」「3がいのれいとうしつはもっとひどいらしいぞ。3ねんまえのごはんがまだこおっているらしい…。」それはやさいたちのひみつのおしゃべりだったのです。
著者等紹介
泉なほ[イズミナホ]
ジャカルタ生まれ。東京で大学を卒業後、会社員として働くが、絵本作家を目指し専門学校の絵本科へ入学。卒業した今も創作活動に励む。児童文学“宙の会”同人。同人誌「宙」創刊号に「冷ぞうこ物語」として発表した作品を書き直した『やさいのおしゃべり』が初めての絵本出版となる
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ、金沢美術工芸大学油絵科卒業。ボローニア国際児童書展エルバ賞を2年連続受賞。また同グラフィック賞も受賞している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
94
ドキッとするwwwうちの冷蔵庫も野菜たちにいっぱい悪口言われてそう。そう言えば大根とネギが老いてることを思い出した。見目麗しい姿で最初に冷蔵庫に入れられた時のように新鮮な姿でちゃんと料理して食べてあげること、食べ物を大切にしようと感じた。2013/03/07
annzuhime
48
図書館本。スーパーで買われておうちの冷蔵庫へ運ばれたきゅうりくん。でもそこには元気のない野菜たちがたくさん。カビが生えた野菜は食べられずゴミ箱行き。ちゃんと僕のこと食べてくれるかな?食材は大切に!ってことを母に痛いくらい訴える絵本。さすがにこんなにひどくはないけど、反省させられますね。美味しく食べてもらうことが野菜たちの幸せ。2歳の三女には難しかったけど、5歳と小学2年のお姉ちゃんたちには理解できた様子。2021/11/11
はしけん
27
我が家は、必要な分しか買わないので、こんなことは、ほとんどないけど、稀にやるのは、妻ではなく私の方…。2012/07/09
みんにゃりん
24
昨日ちょうど忘れて若干ふにゃけていたキューリを食べたばかりでw 冷蔵庫におでんの残りの大根さんがいるので耳が痛い絵本でした。コレは主婦向けっす。^_^;2015/11/04
ヒラP@ehon.gohon
23
何だか実感がこもったお話です。 冷蔵庫の野菜室に無造作に入れられて、次第に傷んでいく野菜たちのなげきが響いてきました。 忘れられた野菜、保存方法の間違えられた野菜、食べられることなく捨てられる野菜、こんなはずではなかったのに。 フードロスをなくすために、考えなくてはいけない問題を、野菜の方から発言してくれました。 野菜は美味しくいただきたいものです。2023/06/05
-
- 和書
- 競泳勝利へのコーチング