出版社内容情報
表題作の他、「魔術」「羅生門」「芋粥」「トロッコ」「蜜柑」「大導寺信輔の半生」「槍ヶ嶽紀行」収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルキド出版
2
中学以来。「地獄変」はなんか読みたくないんだよね。2011/02/18
かっち
1
(杜子春)題名は知ってたけど初めて読んだ。仙人に与えられた大金で二度までも欲望の限りを尽くした杜子春。普通なら何らかの罰を与えられるのが定石なのに、優しい仙人に身を以て人のあるべき道を諭された、という読後感爽やかなお話しでした。(鼻)人間の無意識の、複雑な心理を表現した作品。2014/10/06
step by step
1
(鼻)私にもコンプレックスがある。女性恐怖症であること。声やしゃべり方が特徴的なこと。明るい性格じゃないことコンプレックスって、でも贈り物じゃないかと思う。克服できなくても、自分を許してあげれる材料になる。主人公の鼻への執着も、それに纏わる悲喜こもごもも理解できるし愛らしい。その業が人間だと思う。 (杜子春) 似たような境遇が私にもあった。そのイメージは、生活と乖離した脳の妄想的世界だけれど。2012/09/21
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