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出版社内容情報
失恋によって精神が高められてゆく青年像をあざやかに描く「友情」、その続編ともいうべき、死別の愛をテーマに生きぬく人の貴さを謳う「愛と死」。作者の代表作であるばかりでなく近代日本文学有数の青春小説である。 小学校高学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
安宅涼
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共通しているのは「恋愛という激情」。それが一方なのか双方なのかがこの二つのはなしの大きく違うところ。激情はときに喜びを、ときに残酷をもたらすものだな、と。2013/06/05
kazhc57
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「友情」は高校の頃に読みましたが、「愛と死」は「古本食堂」で紹介されているのに読んだことがないので図書館で借りてきました。「愛と死」はそれほど刺さりませんでしたが、「友情」は50年前に呼んだ時とはかなり違う印象を受けました。主人公の野島がこれほど利己的な恋愛感情を持っていたとは。高校当時はそれほど変に思わなかったのですが、今読むと異常と言っていいような心理状態です。逆に言うと私自身、高校当時はこのくらい利己的な恋愛感情を持っていたんでしょうね。付き合った経験はないのに、恋愛感情だけは強い人間の典型です。2024/11/21