内容説明
本書は、微積分にそれほど素養はなくとも、派生証券の価格評価、ヘッジに必要な理論的基礎をしっかり勉強したいと思っている読者を対象に書かれている。最近のマーケットではさまざまな派生証券が劇的にふえており、トレーダーあるいは研究者にとっては標準的なモデルの前提を十分解理したうえで、その前提の限界、さらに状況に応じて価格やヘッジ・レシオをどう修正すべきかを判断する必要に迫られることも少なくないと思う。
目次
第1章 概説
第2章 フォワードとフューチャー
第3章 株価変動モデル
第4章 ブラック・アンド・ショールズ分析とリスク・ニュートラル評価法
第5章 株式オプション
第6章 株価指数、通貨、先物契約のオプション
第7章 派生証券価格評価の一般的アプローチ
第8章 オプション等派生証券のヘッジ
第9章 数値計算による評価法
第10章 金利派生証券
第11章 スワップとクレジット・リスクの評価
第12章 ブラック・アンド・ショールズ以外のオプション評価法
第13章 重要な概念の復習