出版社内容情報
神作裕之[カンサクヒロユキ]
著・文・その他/編集
小野傑[オノマサル]
著・文・その他/編集
湯山智教[ユヤマトモノリ]
著・文・その他/編集
内容説明
決済手段の多様化、デジタル通貨や金融サービス仲介法制など、これからのFinTechはどのように進展していくのか。AIをはじめとしたイノベーションの進展、コーポレートガバナンス改革を経て、これからの金融資本市場が向かう先とは。金融庁・日銀の幹部職員、弁護士、研究者、金融実務家など第一線で活躍する豪華ゲスト講師陣が多様なテーマに挑む、東京大学大学院の人気講義を書籍化。
目次
第1部 フィンテックの進展と公共政策的・法的な課題(世界のフィンテックの動向と展望;マネー再考:ネオマネーと決済インフラの未来;決済・金融サービス仲介に係る新たな制度整備について;暗号資産(仮想通貨)、ICO・STOに関する論点と課題)
第2部 金融資本市場における論点と課題(金融資本市場の変遷と最近の企業金融の抱える課題;コーポレートガバナンス・コードとスチュワードシップ・コード;金融資本市場におけるエンフォースメントをめぐる実務と課題;アルゴリズム・AIを活用した投資助言・投資運用と法的課題;ベンチャーファイナンス、イノベーション促進に関する公共政策と課題;ESG投資と受託者責任に関する議論;金融資本市場をめぐる法的課題の変遷とファイナンスローヤーのかかわり―金融法務と法規制との緊張関係、規制の限界と新たな展開、等)
著者等紹介
神作裕之[カンサクヒロユキ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、学習院大学法学部教授等を経て2004年より現職。専門は商法・資本市場法。金融法学会理事長、私法学会理事長、金融審議会決済法制及び金融サービス仲介法制に関するワーキング・グループ座長、スチュワードシップ・コードに関する有識者検討会座長、法制審議会会社法制(企業統治等関係)部会委員等も務める
小野傑[オノマサル]
東京大学客員教授・西村あさひ法律事務所弁護士。東京大学法学部卒業。ミシガン大学ロースクールLL.M.修了。1978年弁護士登録、1983年ニューヨーク州弁護士資格取得。2007年より東京大学客員教授。金融機関の社外取締役等を務める
湯山智教[ユヤマトモノリ]
東京大学公共政策大学院特任教授。早稲田大学大学院修了(商学研究科博士後期課程)、博士(商学)。慶應義塾大学大学院修了(SFC政策・メディア研究科修士課程)。株式会社三菱総合研究所研究員等を経て2001年金融庁入庁。監督局、証券取引等監視委員会事務局、日本銀行金融市場局、財務省理財局(財政投融資)、米国OCC等を経て2017年より現職。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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