内容説明
2018年12月、日本の決済インフラが大きく変わる!XML電文により送金電文に格納できる情報量が拡大し、商流情報を含む金融EDIの活用機会が格段に広がる。また、「紙」の手形・小切手を廃止し、電子記録債権等に移行する動きも本格化している。企業は決済のデシタライゼーションをいかに自らの競争力強化につなげ、金融機関はサポートしていくか。企業の財務担当者、銀行の法人担当者必携の一冊。
目次
第1章 XML電文を起点とする決済インフラの進展とFinTechの台頭(決済インフラの進展とFinTechの台頭に係る本書の射程;財務・決済プロセスを高度化するFinTechの台頭)
第2章 XML電文への移行と金融EDIの導入(現行の国内決済システム;XML電文と金融EDI;新システムZEDI;移行に向けた課題)
第3章 手形・小切手機能の電子化(手形・小切手の仕組みと特徴;手形・小切手機能の電子化に向けた取組み;電子記録債権の概要)
第4章 XML電文を起点とする企業の財務・決済プロセスのデジタル化によるメリット(デジタル化による変化;経理業務のSTP化;ED情報の活用;電子記録債権の活用)
Appendix 高度化に関する議論の経緯と規制の動向(企業の成長力強化のためのFinTechアクションプラン;決済サービスに係る今後の規制の動向)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
83
最近の全銀システムなどで稼働したZEDIなどを中心に解説してくれています。小切手・手形の電子化なども話題として解説してくれています。それなりに参考となりますが、私は事あるごとにもう少し中小・零細企業に対してもIT化の意識を植え付けてコンサルしていくべきだということを言っています。確かに上からのこのようなことをしていかないと世界に遅れるということもあるのでしょうが、まだまだ地方では小切手・手形が流通していることを認識していかねばなりません。2019/02/17
Masaki Iguchi
0
銀行の勉強シリーズ。振込のイメージがついてよかった。2023/12/25
ふじこ
0
XML電文を商流データと連携することで、融資(例えばCF分析やABL)にも活用できるのが興味深かった2019/09/13
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