内容説明
本年9月にスイスで開かれた国際児童図書評議会創立50周年記念大会で、皇后さまが英語でスピーチをされた。そのなかで忘れられない詩として、竹内てるよの「頬」の一節を読み上げられた。本書はその「頬」を収録しているほか、その詩の執筆動機、自らの生涯が詳しく語られる。
目次
第1章 使命
第2章 因縁
第3章 先祖
第4章 死者の世界
第5章 恋愛
第6章 兵士
第7章 雑霊
第8章 系図
第9章 結論
著者等紹介
竹内てるよ[タケウチテルヨ]
明治37年12月21日、北海道札幌市に生まれる。幼いころから病弱で10歳のとき上京。日本高等女学校を卒業間近で療養のため中退。3年間の婦人記者生活を経て20歳で結婚。1児をもうけたが結核のため25歳で離婚。以後、闘病と詩の創作に励む。平成13年2月、96歳で永眠
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