内容説明
勝海舟や坂本龍馬ら幕末維新の志士たちに思想的影響を与え、西郷隆盛が尊崇した大儒学者佐藤一斎。一斎が藩重臣の覚悟を著し、小泉純一郎も感動させた「重職心得箇条」は、組織指導者の意識の持ちようを熱く説く。『貸出業務の王道』『銀行ルネサンス』の著者が、「重職心得箇条」をもとに、信頼される支店長になるために今やるべきことは何かを考える。まさに支店長研修に最適・必須の一冊!
目次
プロローグ こんな支店長では…?(現場における支店長の姿;現状はアブノーマル…!? ほか)
第1章 佐藤一斎と「重職心得箇条」(佐藤一斎について;「重職心得箇条」について ほか)
第2章 「重職心得箇条」を読む(支店長として「名を正す」;部下の意見を聞く ほか)
第3章 支店長の心得と行動規範(支店長としての基本認識;自らを律すべき行動規範 ほか)
著者等紹介
吉田重雄[ヨシダシゲオ]
1950年東京生まれ。1973年早稲田大学政治経済学部卒業、同年三菱銀行入行。板橋支店長、融資第一部次長、融資第二部次長、仙台支店長、秋葉原支店長を経て、2001年6月東京三菱銀行を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Takateru Imazu
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「重職心得箇条」に学ぶ銀行支店長の心得 KINZAIバリュー叢書 2015/9/15 著:吉田 重雄 支店長が物事の判断を下すとき、可否や善悪を判断するマニュアルはない。 支店長という職責を担うことになったとき、その職務を全うするためにはいままでの自分に足らない点は何かを考え、また冷静さや公平さを保ち、誠実なマネジメントを行うためにどうしたらよいかを考えることが求められる。 本書は上に立つものの心得、現在に通じる道理を説明する中で「重職心得箇条」を題材としてそれを説明している。構成は以下の3章から成2017/01/17
すみす
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王道経営の大事さという筆者の一貫した主張を、重職心得箇条をひもとくことで説得力を持たせた書。日本の古来から大事にしてきた価値は現代の若者においても不変であるはず。活力をもらった。2018/08/08