内容説明
ファイナンス理論からバーゼル規制まで、東京リスクマネジャー懇談会のステアリングコミッティメンバーを中心に、第一線の実務家集団が総力を結集。
目次
第1編 総論(リスクマネジメント概論―本書の構成;金融リスクマネジメント発展の歴史)
第2編 リスクマネジメントの基本理論(ファイナンス基礎理論;バリュー・アット・リスク(VaR))
第3編 リスク要因ごとのリスクマネジメント(市場リスク;信用リスク;流動性リスク;決済リスク;オペレーショナルリスク)
第4編 総合リスクマネジメント(総合リスクマネジメント―リスクガバナンス;ALM;リスク資本管理・RAPM)
第5編 個別・業態別リスクマネジメント(デリバティブ取引のリスクマネジメント;不動産のリスクマネジメント;事業法人のリスクマネジメント;保険業界のリスクマネジメント)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sato1219
3
職場に置いて、長く積ん読状態であったこの本を、本日大急ぎで読む。さすが必要は勉強の母だ。おそらく、最新リスク管理実務の本としては、嚆矢であり決定版といってもよいのではないか。コンサルや監査法人の作成するPowerPointプレゼンテーションで同様な内容を扱ったものが多いが、図表や箇条書きで分かりやすい反面あいまいさがあって、別途質問する必要があったが、これはもごもご言わず、はっきり書いている。また、教科書的な説明に加えて、実務レベルでどのように取り扱うかにも紙幅を割いている。著者の誠実な人柄が伺える好著。2011/10/18
horihorio
2
金融リスク管理について、網羅的にまとめられた書籍。各章は、気鋭の実務家が担当しただけあり、網羅的でありながら、各分野について実用的かつ深く書かれている点は有益。 まずはこの本の各章を読み、その後に各々の専門文献に当たる、といった使い方が出来るので、関連部署に1冊置いておく価値がある本だと思う。2012/01/21
moleskine_note
0
必要になったときのために。(実務的過ぎてとりあえず不要。しかも高かった...)本棚に置いておくといい存在感を醸し出してくれる。2014/06/30