目次
第1部 行動ファイナンスの系譜(行動ファイナンスを特徴づけるもの;行動ファイナンスと心理学)
第2部 投資家心理:選好―決断はどのようになされるか(選択のメカニズム;リスク回避とリスク追求 ほか)
第3部 投資家心理:信念形成のバイアス―先入観はどのようにもたらされるか(因果関係の判断とヒューリスティック;確率認識のひずみ ほか)
第4部 証券市場のアノマリー(アノマリーの分類;行動ファイナンスの主要な論文)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirikky
1
今まで読んだ行動経済学の本では一番面白く感じた。 内容は大きく分けて投資家心理(前半)と証券市場のアノマリー(後半)となっている。実例が多いこと、難しい学術論文をかみ砕いて説明してくれているところに好感がもてる。後半部は特に面白く、現在の行動ファイナンスがアノマリーをどのように説明しようとしているのかという見取り図を読むことができる。2012/12/11
Co-bird
1
行動経済学の1分野、行動ファイナンスについて。論文からの引用が多めで学術寄りだが、全体的に体系的とはいえない。実例は多く理解しやすい。2012/04/09