内容説明
振り込め詐欺、偽造カード事件、マネー・ロンダリング…多様化する金融犯罪にどのように対処すればよいのか。
目次
第1章 金融犯罪対策―なぜいま重要なのか(本書における金融犯罪の分類;国内の状況;国際的な圧力)
第2章 金融犯罪類型別の対応施策(金融犯罪対策の検討のポイント;金融犯罪類型別の対策;ガバナンス(統治)構造)
第3章 ケース・スタディ―事例の考察(不正払戻し、振り込め詐欺等;マネー・ローンダリング等;金融市場への信頼を害する違法行為)
第4章 金融犯罪対策の戦略的位置づけ(顧客満足度および収益の向上;社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)の遂行)
第5章 今後の展望(米国における金融犯罪への取組み;国際機関の動向;金融犯罪領域の拡大;日本における金融犯罪への取組み;金融機関の今後の展望)
著者等紹介
杉浦宣彦[スギウラノブヒコ]
中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)教授/法学博士。中央大学大学院法学研究科博士課程後期課程修了 博士(法学)。香港上海銀行・金融庁総務企画局金融研究研修センター研究官・JPモルガン証券を経て、現職。専門は金融法ならびにIT関連法
有友圭一[アリトモケイイチ]
デロイトトーマツコンサルティング株式会社パートナー。銀行・証券コンサルティング部門および金融犯罪対策サービス部門の責任者。近年は、グローバル金融機関に対するマネー・ローンダリング規制対応、金融犯罪対策組織設計、業務プロセス設計、システム設計・構築に従事。米国公認会計士。英国ウォーリック大学MBA
高橋さやか[タカハシサヤカ]
有限責任監査法人トーマツシニアマネジャー。米国公認会計士。公認不正検査士。米国ACAMS認定AMLスペシャリスト。三菱信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)勤務を経て現職。早稲田大学第一文学部卒業
関谷正樹[セキヤマサキ]
デロイトトーマツコンサルティング株式会社マネジャー。金融インダストリーグループ。慶應義塾大学商学部卒、会計士補、上級システムアドミニストレータ。地銀協コンプライアンス検定試験問題作成委員(平成20年度~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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