内容説明
個別金融機関でのリスク管理上の課題、および当局による金融システムの制度設計やマクロプルーデンス政策上の課題に焦点を当てて、今次金融危機のインプリケーションを考える。
目次
第1章 今次金融危機のこれまでの経緯
第2章 金融危機の全体像の鳥瞰
第3章 これまで出されたさまざまな対策や提言
第4章 金融危機が示した課題
第5章 教訓をふまえたリスク管理の改革
第6章 金融危機への戦略的対応―日本としての視点
著者等紹介
大山剛[オオヤマツヨシ]
あらた監査法人(PricewaterhouseCoopers Aarata)、リスク・レギュラトリー・アドバイザリー、ディレクター。1962年北海道生まれ。1985年一橋大学経済学部卒業、日本銀行入行。1997年ジョージ・ワシントン大学金融学修士。1994~1997年に、国際通貨基金(IMF)政策開発局出向。2001~2008年に、日本銀行金融機構局で、不良債権問題への対応や大手金融機関考査、リスク管理高度化、バーゼル2実施の業務に携わる。2005年金融機構局参事役。2008年6月まで、バーゼル委員会傘下のバーゼル2実施グループ(AIG)、政策企画グループ(PDG)、IRB検証グループ(AIGV)、オペリスク・グループ(AIGOR)、および東アジア・オセアニア中央銀行役員会議/銀行監督グループ(EMEAP/WGBS)のメンバー。2008年9月より現職。2009年1月よりGARP(Global Association of Risk Professionals)東京地区理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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