グローバル金融危機後のリスク管理―金融機関および監督当局がなすべき“備え”

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784322113921
  • NDC分類 338.5
  • Cコード C2033

内容説明

個別金融機関でのリスク管理上の課題、および当局による金融システムの制度設計やマクロプルーデンス政策上の課題に焦点を当てて、今次金融危機のインプリケーションを考える。

目次

第1章 今次金融危機のこれまでの経緯
第2章 金融危機の全体像の鳥瞰
第3章 これまで出されたさまざまな対策や提言
第4章 金融危機が示した課題
第5章 教訓をふまえたリスク管理の改革
第6章 金融危機への戦略的対応―日本としての視点

著者等紹介

大山剛[オオヤマツヨシ]
あらた監査法人(PricewaterhouseCoopers Aarata)、リスク・レギュラトリー・アドバイザリー、ディレクター。1962年北海道生まれ。1985年一橋大学経済学部卒業、日本銀行入行。1997年ジョージ・ワシントン大学金融学修士。1994~1997年に、国際通貨基金(IMF)政策開発局出向。2001~2008年に、日本銀行金融機構局で、不良債権問題への対応や大手金融機関考査、リスク管理高度化、バーゼル2実施の業務に携わる。2005年金融機構局参事役。2008年6月まで、バーゼル委員会傘下のバーゼル2実施グループ(AIG)、政策企画グループ(PDG)、IRB検証グループ(AIGV)、オペリスク・グループ(AIGOR)、および東アジア・オセアニア中央銀行役員会議/銀行監督グループ(EMEAP/WGBS)のメンバー。2008年9月より現職。2009年1月よりGARP(Global Association of Risk Professionals)東京地区理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cochou

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金融危機後すぐ書かれた本だが、危機の実相が的確にまとめられており、現在でも一読の価値あり。狭義のリスク管理だけでなく、会計・時価を巡る関係機関の動揺まで説明されている。「未曾有の金融危機後のいろんな提言も中身はこれまで言われていたことの範囲内」と指摘している。後半の提言(当局と金融機関の間でストレステストを行い、相互の責任範囲を決める)は実現している訳ではないが、現在の共通ストレステストと類似するところがあると思う。2016/08/01

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