内容説明
金融・資本市場のインフラ整備を検証する。各国市場における制度・取引の現状を分析し、今後の課題を提示するとともに通貨危機後のアジア域内調和と主要国の協力体制および日本の役割を探る。
目次
第1章 アジア証券市場の新潮流(日本を急追するアジアの証券市場;アジア金融危機の教訓と対応;アジア共同市場構想)
第2章 東アジアの証券市場(中国;香港)
第3章 東南アジアの証券市場(シンガポール;タイ;マレーシア;フィリピン;インドネシア)
第4章 インドの証券市場(経済金融システムの概要と特徴;エクイティ市場 ほか)
第5章 日本経済とアジア(汎アジアと3つの小アジア;日本の証券取引所のアジア戦略;イスラム金融;アジアと日本の金融センター構想)
著者等紹介
川村雄介[カワムラユウスケ]
長崎大学経済学部、同大学院教授、日本証券経済研究所客員研究員。1977年東京大学法学部卒業。大和証券入社。ワシントン大学ロースクール修士、社長室、総合企画室、日本証券業協会会長秘書、シンジケート部長などを経て2000年より現職。2007年より(株)ジャスダック証券取引所社外取締役を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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