内容説明
分子とは何か?原子の基礎法則から分子の成り立ちを理解し、さらに新技術を開拓するには、分子の世界を計算機のなかに再現するシミュレーションが最も有力な方法のひとつであろう。計算機の能力が飛躍的に向上した今では、この夢が現実のものとなりつつある。本書は、この夢を実現するための理論を3つの側面から紹介する。
目次
第1章 電子状態の計算科学(序論;基底関数展開;結合クラスター理論および多体摂動論 ほか)
第2章 分子運動の計算科学(分子動力学法の基礎;時間積分法;力とポテンシャルの計算 ほか)
第3章 化学反応の計算科学(化学反応とその理論;化学反応の分子理論)
著者等紹介
金田行雄[カネダユキオ]
1976年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、名古屋大学大学院工学研究科教授・理学博士。専門は流体力学
笹井理生[ササイマサキ]
1985年京都大学大学院理学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、名古屋大学大学院工学研究科教授・理学博士。専門は理論生物物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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