ヴァージニア・ウルフとマーガレット・アトウッドの創造空間―フィクションの構造と語りの技法

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784870971769
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C3098

内容説明

「キュー植物園」のカタツムリの視点、「冷血」の巨大な蛾と化したエイリアンの地球観察レポート、ミクロの眼と宇宙的な視野が広がるウルフとアトウッドの創造空間。意識の流れとフレイム、映画撮影技法、視点、プロット、人物創造、神話と伝説、パロディなど、読者を巻き込むハイブリッドなメタフィクションをテーマとした二人の作家の比較研究。

目次

第1章 ヴァージニア・ウルフの文学的エッセイ・評論―ジャンルの解体・ハイブリッドな創作技法
第2章 マーガレット・アトウッドの文学的エッセイ・インタビュー・評論―文学の過去・現在・未来と書くことについて
第3章 ヴァージニア・ウルフのショートフィクションにおける技法とレトリック―ハイブリッドなレトリックと枠組み構造
第4章 マーガレット・アトウッドのショートフィクションにおける技法とレトリック―創作理論の作品化
第5章 ヴァージニア・ウルフとマーガレット・アトウッドのレトリック―語りの技法と比較文析

著者等紹介

中島恵子[ナカジマケイコ]
神戸大学大学院、国際文化学研究科グローバル文化専攻“言語コミュニケーション・コース”博士後期課程修了。博士(学術)。関西学院大学大学院、文学研究科博士課程“英文学専攻”、文学修士。現在、大阪成蹊大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品