出版社内容情報
関数は,微分や積分ができてあたりまえ?
――否,教科書に載らない「ヘンテコな関数」が多数蠢いているのだ!
高校や大学教養課程の教科書に登場する関数たちは,何回でも微分でき,積分も可能なものばかりだ。関数はこのようにお行儀の良いものばかりなのか? 否,教養課程の教科書に載らない「ヘンテコな関数」の方がずっとずっとたくさん生息しているのだ。
このようなヘンテコたちは,数学史のターニングポイントを演じたり,様々な専門分野への橋渡しも担っている。
本書は「ヘンテコで刺激的な関数」を寄せ集めたカタログである。関数たちが織り成す信じがたい現象をきっかけに,現代解析学への扉を開く一冊である。
内容説明
高校や大学教養課程の教科書に登場する関数たちは、何回でも微分でき、積分も可能なものばかりだ。関数はこのようにお行儀の良いものばかりなのか?否、教科書に載らない「ヘンテコな関数」が多数蠢いているのだ。このようなヘンテコたちは、数学史のターニングポイントを演じたり、様々な専門分野への橋渡しも担っている。本書は「ヘンテコで刺激的な関数」を寄せ集めたカタログである。
目次
第1部 変な関数・初級編(高木の関数;悪魔の階段;C1級遥かなり;‐脱線‐昆虫と悪戯書き;解析的でないC∞級関数;隆起関数;sin sin sin…;無理数の悪戯)
第2部 変な関数・中級編と少しだけ上級編(ランベルトのW関数;ビックリ;‐脱線‐10と3と矢印と巨大な数たち;強烈にお行儀の良い関数;ハメルの関数)
第3部 補足(解析学「超」斜め読み)
著者等紹介
佐々木浩宣[ササキヒロノブ]
2007年北海道大学大学院理学研究科数学専攻修了、博士(理学)。現在、千葉大学大学院理学研究院数学・情報数理学研究部門准教授。専門は非線型偏微分方程式(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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