シリーズ・現象を解明する数学<br> パターン形成と分岐理論―自発的パターン発生の力学系入門

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シリーズ・現象を解明する数学
パターン形成と分岐理論―自発的パターン発生の力学系入門

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  • サイズ A5判/ページ数 209p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784320110045
  • NDC分類 413.62
  • Cコード C3341

出版社内容情報

安定性解析と分岐理論のself-containedな実用的入門書
本書は,常微分方程式の平衡点および周期解の安定性と分岐に関する基本的な内容を平易にまとめた後,生物の形態(パターン)形成理論の出発点となったチューリング理論の入門的な解説を行ったものである。数学を専攻していなくても読めるように,本文中で必要とされる予備知識は微分積分と線形代数の範囲にとどまるよう配慮し,それを超えると思われる事項は付録で手短に説明している。

第1章 現象と微分方程式
1.1 はじめに
1.2 生物個体群のダイナミクス
1.3 単振り子
1.4 化学反応に現れる振動

第2章 安定性
2.1 流れとベクトル場
2.2 平衡点の安定性
2.3 中心多様体
2.4 座標変換
2.5 周期解の安定性
2.6 保存系と勾配系
2.7 平衡点の大域安定性とリアプノフの方法
2.8 相平面解析

第3章 分岐
3.1 サドルノード分岐
3.2 トランスクリティカル分岐
3.3 ピッチフォーク分岐
3.4 ホップ分岐
3.5 分岐の基本型の分類
3.6 分岐解析の実例
3.7 n次元常微分方程式における分岐
3.8 不完全分岐とカタストロフ
3.9 チューリング理論

付録A 微分積分と線形代数に関する事項
A.1 ジョルダン標準形
A.2 平面上の点集合
A.3 ランダウの記号
A.4 オイラーの公式
A.5 陰関数定理

付録B 常微分方程式論と関数解析に関する事項
B.1 微分方程式の解の一意存在定理
B.2 ポアンカレ・ベンディクソンの定理
B.3 関数空間
B.4 リアプノフ・シュミット分解

付録C 数値計算法に関する事項
C.1 疑似弧長法
C.2 反応拡散方程式の数値解法

問題のヒントと略解

参考文献

目次

第1章 現象と微分方程式(生物個体群のダイナミクス;単振り子;化学反応に現れる振動)
第2章 安定性(流れとベクトル場;平衡点の安定性;中心多様体 ほか)
第3章 分岐(サドルノード分岐;トランスクリティカル分岐;ピッチフォーク分岐 ほか)

著者等紹介

桑村雅隆[クワムラマサタカ]
1994年広島大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、神戸大学発達科学部教授。博士(理学)。専門は応用解析学(数学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shin_ash

3
サッパリ理解できなかったが、雰囲気程度は味わえた気がする。農地で起こる挙動を時系列モデルで記述できたとすると、何か都合のいい方策を検討する上で、そのダイナミクスが何をすればどうなるのか?を考えるにあたって有用な気がして手に取った。本書は微分方程式で記述されるモデルの解の挙動の解析方法を解説している。素人的には何かの平衡点に落ち着けばそれで終わりだと思っていたが、平衡点の性質によって安定だったり不安定だったりする。そして周期的に安定な平衡点を持つことある。そう言うことが数式で書けると言うのが面白い。2023/10/01

1
自然科学系だが非線形動学のカオスという理由で社系で購入していただいた。神戸大学発達の出席に厳しいと定評のある桑村先生の著書とは知らなかった。参考のMathematicaのコマンドがあるのは非常にありがたい。図は個人的な力量の問題でわからない部分があり70pで読むから見る作業になってしまったが、初めの章は非常にわかりやすかった。解析学8の知識と確率論Bを理解していれば第2章の途中まで大丈夫である。春までの分岐の入門部分はマスターしたい。2015/01/28

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