出版社内容情報
●内容
利用者の存在自体を「手がかり情報」として伝えるというコンセプトで設計された「つながり感通信」の紹介と認知心理学・人間中心設計からのアプローチの解説。NTT環境エネルギー研究所が提案する「つながり感通信」のコンセプトと、工学と人間科学との「共創」によって実現したシステムの要件創出から構築、分析評価までのプロセスを富山県山田村での実験レポートという形式で紹介、新しいコミュニケーション領
域としてのつながり感通信の効果を示すとともに、コミュニケーションシステムの設計方法論への新しいアプローチの一事例として紹介する。
また、パートIIとしてコミュニケーション心理学・人間中心設計からのアプローチを解説している。
●目次
パート I
序章 電脳山田村と「つながり感通信」
山田村に「つながり感」がやって来た!
第1章 曖昧な情報の伝達~「つながり感通信」のコンセプト
1 「そこはかとない」人と人とのつながり方
2 「共創」によって具体化した「つながり感」コンセプト
第2章 つながり感通信端末「ファミリープランター」
1 ファミリープランターは何を実現するのか
2 ファミリープランターに使われている技術
3 その他のつながり感通信端末
第3章 オープンな実験フィールド山田村~「つながり感通信」実験レポート
1 実験開始までの過程
2 想いを感じる"温かい"通信
第4章 「つながり感通信」の可能性
「つながり感通信」の今後の応用分野
参考文献
パート II
コミュニケーションの心理学・人間中心設計からのアプローチ
1 「つながり感通信」と心理学
2 「つながり感通信」と人間中心設計
参考文献
おわりに
内容説明
想像力による新しいコミュニケーションである「つながり感通信」のコンセプトの成り立ちから効果の検証までを実験レポートの形式で紹介。「つながり感通信」をコミュニケーションの心理学・人間中心設計の観点から解説。
目次
電脳山田村と「つながり感通信」
曖昧な情報の伝達―「つながり感通信」のコンセプト
つながり感通信端末「ファミリープランター」
オープンな実験フィールド山田村―「つながり感通信」実験レポート
「つながり感通信」の可能性
コミュニケーションの心理学・人間中心設計からのアプローチ
著者等紹介
渡辺琢美[ワタナベタクミ]
NTT環境エネルギー研究所エコ・コミュニティプロジェクト。ライフコミュニケーショングループリーダ・工学博士。専門分野、LSIレイアウト設計・コミュニケーション環境設計。インターネット常時接続時代の、個人個人の生活に根ざしたより豊かなコミュニケーション環境を実現するような研究を進めています
伊東昌子[イトウマサコ]
常磐大学人間科学部人間関係学科・教育学博士。専門分野、認知心理学・教育心理学・認知工学。人が情報環境や社会環境と相互作用しながら認知を創りあげていく過程の解明をめざし、その成果を学びの設計あるいはコミュニケーションの設計に活かすような研究を進めています
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