出版社内容情報
【解説】
初版を発行してから20年、第2版を出版してから10年が経過した。初版出版後、薄膜はディスプレイやメモリーディスクなど半導体IC以外のエレクトロニクス分野にも重要視されてきた。第2版出版後の最近の10年を見ると、原子スケールでの材料技術を特徴としている薄膜は、ナノスケール材料、デバイス形成の要素技術であり、21世紀においてエレクトロニクスや産業技術分野でますます重要となることが分かってきた。この第3版においては、最近の薄膜技術を基礎科学的な視点から追加したもので、古くて新しい技術書である。
【目次】
薄膜材料・薄膜の形成法と評価・スパッタプロセスに興味ある現象・スパッタの基礎・スパッタ装置と動作特性・化合物薄膜とスパッタ蒸着・薄膜構造の精密制御とナノメータ構造・薄膜実験の基本手法
内容説明
薄膜化技術はナノテクノロジーの基礎。思い通りのナノ材料・デバイスが薄膜化技術で作製できる。最新のデータとノウハウを増補。
目次
第1部 薄膜とその応用(薄膜材料;薄膜の形成法と評価;スパッタプロセスにおける興味ある現象)
第2部 スパッタの基礎と応用(スパッタの基礎;スパッタ装置と動作特性;化合物薄膜とスパッタ蒸着;薄膜構造の精密制御とナノメータ材料)
著者等紹介
和佐清孝[ワサキヨタカ]
昭和35年大阪大学工学部電気工学科卒。専攻は電気工学。松下電器産業(株)無線研究所、材料研究所、中央研究所主幹研究員、技監、副理事、(財)地球環境産業技術研究機構、理事、研究所副所長、横浜市立大学理学部教授を経て、現在、横浜市立大学理学部客員教授、工学博士。放電プラズマと陰極スパッタの分野で研究開発を行なうとともに、陰極スパッタで形成した各種の薄膜材料・デバイスの工業化を図り、特許注目発明賞、科学技術研究功績者賞、1R100賞、表面科学論文賞など受賞、米国電気学会フェロー
早川茂[ハヤカワシゲル]
昭和25年大阪大学理学部物理学科卒。専攻は物理学。松下電器産業(株)無線研究所、材料研究所、中央研究所所長、研究本部長、専務取締役、(株)イオン工学センター社長を経て、(株)イオン工学センター相談役、工学博士、平成13年2月没。エレクトロセラミックスや薄膜・デバイスの分野で、研究開発を行ない、紫綬褒章、科学技術研究功労者賞、毎日工業技術賞、電子通信学会著述賞、粉体粉末冶金協会研究功績賞、特許奨励賞など受賞、米国電気学会フェロー
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