研究者が教える動物実験〈第3巻〉行動

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研究者が教える動物実験〈第3巻〉行動

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  • サイズ B5判/ページ数 222p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784320057746
  • NDC分類 480.72

目次

第1章 単細胞生物・細胞
第2章 走性
第3章 生得的行動
第4章 情動行動
第5章 学習・記憶
第6章 社会性行動
付録 参考資料

著者紹介

尾崎まみこ[オザキマミコ]
1982年九州大学大学院理学研究科博士課程修了、米国パデュー大学博士研究員、西独マックスプランク行動生理学研究所招待研究員、大阪大学教務補佐員、京都工芸繊維大学助教授を経て、2006年より現職。現在:神戸大学大学院理学研究科・教授・理学博士

村田芳博[ムラタヨシヒロ]
2002年神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了。電気通信大学量子・物質工学科産学官連携研究員、九州大学大学院歯学研究院特任助教を経て、2009年より現職。現在:高知大学医学部・助教・博士(学術)

藍浩之[アイヒロユキ]
1994年東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了。新技術事業団科学技術特別研究員、生物系特定産業技術研究推進機構研究員を経て、2000年より現職。現在:福岡大学理学部・助教・博士(理学)

定本久世[サダモトヒサヨ]
2002年北海道大学大学院理学研究科博士課程修了。日本学術振興会博士研究員、北海道大学大学院理学研究科科学研究支援員、徳島文理大学薬学部助教を経て、2014年より現職。現在:徳島文理大学薬学部・講師・博士(理学)

吉村和也[ヨシムラカズヤ]
2011年東京工業大学大学院生命理工学研究科博士課程修了。博士課程在籍(学位取得)以前に、杏林大学医学部特別助手、東京工業大学大学院生命理工学研究科技術補佐員。2011年より現職。現在:お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンター・特任講師・博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

動物の個体レベルを基本に,よりミクロなスケール(遺伝子,細胞,組織,器官)から,またよりマクロなスケール(集団,生態系,環境)での観察や実験を通して,生命現象についてより深く理解するための『研究者が教える動物実験』シリーズ。
 本を開くと父母と兄妹の4人家族がそれぞれ,一般人,研究者,大学生,高校生を代表して,各テーマの実験法のナビゲーターを務め,「応用・発展課題のヒント」を教えてくれる。テキスト部分は,本書を手に今すぐに実験を始めることができるように,写真や図を使いながら,ちょっとしたコツなども織り交ぜて,具体的にわかりやすく書かれている。
 第3巻は『行動』をテーマに実験を集めた。第1章では生物の最小単位である細胞そのものの動きを丸ごと観察できる実験系として,原生動物の代表格のゾウリムシや,細胞運動のモデル生物である細胞性粘菌を紹介した。第2章では,生得的行動の中でも割合簡便に行動の有無や程度が評価でき,かつ,バラエティーに富んだ「走性」の実験系を中心に,第3章では,単純な反射や歩行運動,捕食行動,味覚嗜好性,外界認識,求愛行動,生物リズムといった多彩な生得的行動の実験例を集めています。続いて第4章の情動や,第5章の学習・記憶,第6章の社会性行動と,次第に複雑な行動を対象とする実験が紹介されている。動物行動の観察は,生物学の実験の中でも最も魅力的なものの一つだろう。研究者が教える実験手順をたどれば,実験書の小難しさを越えて,生きた動物たちの姿を純粋に楽しむことのできる読み物としての魅力も感じられるだろう。

第1章 単細胞生物・細胞
 1 死んだ細胞がゾンビのように動き出す(ゾウリムシ)洲崎敏伸
 2 単細胞生物の浸透圧調節(ゾウリムシ)洲崎敏伸
 3 生物の進化を実験室で再現してみよう(ミドリゾウリムシ)洲崎敏伸
 4 細胞はどうやって食べたり飲んだりするのか?(オオアメーバ)洲崎敏伸
 5 生命のリズムを取り出す(モジホコリ)黒田 茂,國田 樹

第2章 走  性
 6 ユーグレナに文字を描かせよう(ユーグレナ)洲崎敏伸
 7 波をかぶると動き出す(タマキビガイ)吉田将之
 8 好きなにおいに向かっていく行動を見てみよう(C. エレガンス)太田 茜,園田 悟,久原 篤
 9 好きな温度に向かう行動を調べよう(C. エレガンス)久原 篤,太田 茜
 10 突然変異遺伝子のDNAを見てみよう(C. エレガンス)太田 茜,園田 悟,久原 篤
 11 魚は光に背を向ける(キンギョ)吉田将之
 12 アメンボはどっちに回転する?(アメンボ)原田哲夫
 コラム1 アメンボが水面に浮く仕組み(アメンボ)原田哲夫,竹内日登美

第3章 生得的行動
 13 単純な神経系動物の行動を見てみよう(ヒドラ)小泉 修
 14 ウニも歩くよ!!(ムラサキウニ)吉村和也
 15 異能の有肺類リムネアはでんでんむしを夢見るか?(ヨーロッパモノアラガイ)尾城 隆
 16 イソギンチャク:一瞬の攻撃(イソギンチャク)吉田将之
 17 ダンゴムシのジグザグ歩行(オカダンゴムシ)森山 徹,弘中満太郎,藍 浩之
 18 追えば逃げる仕組み!(フタホシコオロギ)松浦哲也
 19 動物にだって嫌いな食べ物はある(アメフラシ)長濱辰文
 20 餌かどうかは見かけが大事(オオカマキリ)山脇兆史
 21 行動で診るサンショウウオの味覚嗜好性(メキシコサラマンダー)竹内浩昭
 22 弱電気魚を聴く(エレファントノーズフィッシュ)山本高之
 23 聞こえない音で暗闇を自由に飛翔(アブラコウモリ)山本高之
 24 シロアリの秘密を探ってみよう(トリコニンファ)洲崎敏伸
 25 動物は時計をもっているの?(マウス)山本高之
 26 いつ動く? 生物のリズムを見よう(フタホシコオロギ)伊藤千紘,富岡憲治
 27 時計仕掛けの恋愛(フタホシコオロギ)熊代樹彦
 28 虫の織り成す恋愛模様(キイロショウジョウバエ)坂井貴臣
 29 カイコガの恋はジグザグ・クルリン(カイコガ)神崎亮平
 30 鳥の歌の科学~誰の歌が好き?(キンカチョウ,ゼブラフィンチ)小島 哲,和多和宏
 コラム2 鳥の歌を研究する重要性~神経行動学的観点から小島 哲,和多和宏

第4章 情動行動
 31 もって生まれた恐怖の反応(ゼブラフィッシュ)吉田将之
 32 心の動きをモニターする(ヒト)西 孝子
 33 感情を測定しよう(マウス(ハツカネズミ))窪田剛志
 34 一寸の虫の心を探る:コオロギに心はあるか?(フタホシコオロギ(クロコオロギ))長尾隆司
 35 アルコールは不安を鎮めるのか(ゼブラフィッシュ)吉田将之

第5章 学習・記憶
 36 怖いヤツはすぐに覚える(ゼブラフィッシュ)吉田将之
 37 魚に芸を仕込もう(キンギョ)吉田将之
 38 記憶を行動で見る(マウス(ハツカネズミ))窪田剛志
 39 ナメクジによるにおいの嗅ぎ分け(チャコウラナメクジ)松尾亮太
 40 においが先か,色が先か(セイヨウミツバチ)伊東綱男
 41 パブロフのミツバチ:餌のにおいはどれ?(セイヨウミツバチ)佐倉 緑,岡田龍一,藍 浩之
 42 昆虫ににおいを覚えさせよう(フタホシコオロギ)松本幸久,松本千尋,水波 誠

第6章 社会性行動
 43 社会性昆虫は集団ではどんな動きをするの?(セイヨウミツバチ)木村敏文
 コラム3 集団行動追跡プログラム(セイヨウミツバチ)木村敏文
 コラム4 メダカの社会認知能力(ニホンメダカ)竹内秀明

付  録 参考資料(参考文献/動物や器具・試薬の入手先(連絡先)/動物,器具,試薬の補足説明/高校生向けの簡便法の紹介)

索  引