菌類の生物学―分類・系統・生態・環境・利用

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菌類の生物学―分類・系統・生態・環境・利用

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  • サイズ A5判/ページ数 473p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784320057326
  • NDC分類 474.7
  • Cコード C3045

出版社内容情報

菌類という生物群は自然生態系の中で重要な役割を負っているばかりではなく,われわれの生活にも深く関わっていて,この生物群なしに豊かな生活環境の維持やその存続は不可能といってもよい。それにも関わらず,その実体は微細でわれわれの目では認識できないため,きのこ類などを除き,自然界における生態や生き様はいまだ多くの謎に包まれている。
 しかしながら最近の生物学の急速な進展は菌類の系統や難しかった生態の解明に革命的な進歩をもたらし,従来の菌類の概念とはまったく異なる様々な知見を明らかにしてきた。本書では最近の研究成果などを基盤に,この生物群の特徴を分かり易く述べるとともに,腐生,寄生,共生を通して他の生物群とどのように関わって生活を営んでいるかを紹介する。
 また,人類が菌類とどのように関わり,利用しているか解説した。本書を読んでいただければ,菌類が系統的にも生態的にもきわめて多様で,また他の生物との間に巧妙な関係を保ち,したたかな生き方をしているのが理解いただけると考える。また菌類は動物や植物などとはまったく異なる生存戦略で変幻自在に生きているすぐれた能力を持った生物群であることも理解いただけるものと考える。そして,このような菌類に対して,われわれはどのように向き合えばよいのかを改めて考えていただければ幸いである。菌類を敵とするか味方とするかは,われわれの菌類に対する理解と態度によって決まる。菌類とうまくつき合うことができなければ,いつか人類は菌類に滅ぼされてしまうかも知れない。

第1章 菌類・自然・生活

第2章 生物の進化・系統と菌類

第3章 菌類の分類・進化・系統

第4章 真菌類

第5章 クロミスタ界の菌類

第6章 粘菌類

第7章 植物と菌類

第8章 藻類と菌類

第9章 昆虫と菌類

第10章 動物と菌類

第11章 魚介類と菌類

第12章 微生物と菌類

第13章 菌類の毒素

第14章 きのこの栄養価と免疫効果 

第15章 医薬品としての利用

第16章 食品製造・加工における利用

第17章 環境保全・文化財の被害

目次

菌類、自然、生活
生物の進化、系統と菌類
菌類の分類、進化、系統
真菌類
クロミスタ界の菌類
粘菌類
植物と菌類
藻類と菌類
昆虫と菌類
動物と菌類
魚介類と菌類
微生物と菌類
菌類の毒素
きのこの栄養価と免疫効果
医薬品としての利用
食品製造・加工における利用
環境保全と文化財の被害

著者等紹介

柿嶌眞[カキシママコト]
1974年東京教育大学大学院農学研究科修士課程修了。1974年東京教育大学農学部助手、その後筑波大学農林学系助手、講師、助教授、教授、同大学生命環境系教授等を経て、2013年3月定年退職。農学博士。吉林農業大学食薬用菌教育部工程研究中心中国国家千人計画外国人特別招聘教授・筑波大学名誉教授。専門は植物寄生菌学

徳増征二[トクマスセイジ]
1970年東京教育大学大学院理学研究科博士課程植物学専攻修了。1975年同大学理学部助手、その後筑波大学講師、助教授、教授を経て2009年3月定年退職。この間筑波大学菅平高原実験センター長、東京大学分子細胞生物学研究所非常勤講師等を歴任。理学博士。専門は菌類系統分類学・生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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海星梨

4
四章まで。分からないと言うことが分かった笑。生物学の基礎をやってから、植物学経由で学ぶのが良さそう。

ぴょんpyon

1
菌類の網羅的な教科書。俗に「菌」と呼ばれるものであれば何でも取り扱っています。日本菌学会が企画ということもあり、執筆者は錚々たる面々ですね。かなりマニアックな部分にまで突っ込んで解説されるので多少難しいですが、菌類をやるなら必読の一冊です。自分の専門ではないところは知らないことばかりだと実感します……。2017/04/25

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