出版社内容情報
【解説】
ヒトをはじめとする多細胞生物(動物・植物)の体がバラバラになってしまわないのは,細胞どうしの接着システムをもっているため。研究の現状と将来展望をまとめた。
【目次】
多細胞生物と細胞接着・細胞間接着の分子機構と組織,器官の構築他
内容説明
本書では、細胞接着システムに関する基礎から最先端の知見までが幅広く取り上げられている。
目次
序章 多細胞生物と細胞接着
第1章 細胞間接着の分子機構と組織・器官の構築(細胞間の接着と選別を行うタンパク質、カドヘリン;カドヘリンを介する細胞接着の制御機構とカテニン;神経細胞の接着と神経回路の形成)
第2章 多細胞体制の構築と細胞外マトリックス(細胞外マトリックスと組織・器官の構築;マトリックス分子の多様性と疾患;細胞―基質間接着の分子機構とシグナル伝達;細胞―基質間接着のモジュレーター、プロテオグリカン;低分子量Gタンパク質Rhoファミリーによる細胞接着制御)
第3章 細胞接着システムの異常と疾患(カドヘリン細胞接着システムの異常とがん浸潤・転移;マトリックスの分解とがんの浸潤・転移;水疱症はなぜ起こるか)
著者等紹介
関口清俊[セキグチキヨトシ]
1978年大阪大学大学院理学研究科修了。現在、大阪大学蛋白質研究所教授、科学技術振興事業団関口細胞外環境プロジェクト総括責任者(兼任)、理学博士、専攻は生化学、細胞生物学
鈴木信太郎[スズキシンタロウ]
1976年京都大学大学院理学研究科修了。現在、愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所発生学部門部長、理学博士、専攻は生化学、細胞生物学
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