目次
生命の形づくる分子のミクロ社会を訪ねる
見えない分子を見る方法
ミクロ世界の人気者
分子はどうやって?…分子のミクロ世界からマクロな生命世界を組み立てる
生命の肩がわり
テクノロジーは夢をかなえる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空箱零士
6
分子には事実上無限の種類があり、分子の働きを促す酵素があり、そうしたものの働きや構造の研究の積み重ねによって、生命構造の再現やテクノロジーの実現に近づいている。単純な分子の入門書であるだけでなく、日々の研究の積み重ねの記述の端々に、筆者が感じてるだろう「分子くん」を巡る科学的探求の楽しさ・愛おしさが溢れ返っており、科学者という生き方がいかに魅力的であるかが伝わってくる一冊。八〇年代刊と流石に内容も古くはなっているだろうが、今読んでもなお、そうした科学者の探求に対する空気感は十分に伝わる名著と言えるだろう。2018/12/09
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