出版社内容情報
●内容
原著者はアメリカ地球物理学連合の水文学部門Presidentを務め,また様々な賞を受賞しているこの分野の重鎮である.大気中,地表面,地下それぞれにわたる水循環について,一貫した論理の流れ,同一の提示の方法に従って分かりやすい記述がなされている.たとえば,異なる章で異なる対象を扱う場合にも,その方法が同じである場合に相互の関連が分かりやすい.水文学とその周辺分野とのつながりが記述されているため,関連する分野の研究者や技術者にとっても利用しやすい.
[原著:Hydrology : An Introduction]
※水文学の訳者による紹介サイト
http://www.geoenv.tsukuba.ac.jp/‾sugita/Hydrology/
●目次
1. はじめに
I 大気中の水
2. 大気中の水:下部大気の流体力学
3. 降水
4. 蒸発
II 地表面の水
5. 地表面上の水:自由水面流れの流体力学
6. 地表流
7. 河流追跡
III 地表面下の水
8. 地中の水:多孔体中の流体力学
9. 浸透および関連する不飽和流
10. 地下水流出量と基底流量
IV 降水への応答としての流域スケールの水の流れ
11. 水流発生機構:メカニズムとパラメタリゼーション
12. 集水域スケールでの河川流の応答
13. 水文学における頻度解析の基本
14. おわりに―水循環の認識の歴史
付録 役に立つ数学概念
目次
はじめに
1部 大気中の水(大気中の水―下部大気の流体力学;降水;蒸発)
2部 地表面の水(地表面上の水―自由水面流れの流体力学;地表流;河流追跡)
3部 地表面下の水(地中の水―多孔体中の流体力学;浸透および関連する不飽和流;地下水流出量と基底流量)
4部 降水への応答としての流域スケールの水の流れ(水流発生機構―メカニズムとパラメタリゼーション;集水域スケールでの河川流の応答;水文学における頻度解析の基本)
付録 役に立つ数学概念
著者等紹介
杉田倫明[スギタミチアキ]
1959年東京生まれ。1987年筑波大学大学院地球科学研究科地理学・水文学専攻修了。理博。コーネル大学土木・環境工学部Postdoctoral Associate、筑波大学地球科学系講師、助教授などを経て2006年より現職。現在、筑波大学大学院生命環境科学研究科地球環境科学専攻・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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