出版社内容情報
「なわばり」というものの見方を手がかりに,身の回りの現象を抽象化する数理モデリングの面白さと有用性をわかりやすく解説する。
目次
なわばりとボロノイ図
自然界に現れるボロノイ図
ボロノイ図の作り方(1)基本算法
ボロノイ図の作り方(2)プログラミング
ドロネー図と補間・メッシュ生成
隙間の構造化と施設の最適配置
ボロノイ図のさまざまなバリエーション
ボロノイ図の一般化
アレンジメントとボロノイ図
ボロノイ図の認識問題
近さに基づく諸グラフ
ボロノイ図の諸応用
著者等紹介
杉原厚吉[スギハラコウキチ]
1948年岐阜県生まれ。1973年東京大学大学院工学系研究科計数工学専門課程修士課程修了。現在、東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PenguinTrainer
2
ボロノイ図とは何かを自然界における例とともに解説し、計算機上でのシミュレーションではどういった注意が必要か書かれた本。あくまで入門書ということで生き物の縄張りや救急車の出動範囲など社会や自然の中でどのような使われ方がされているのかの割合が多いが、参考文献の記述もありちゃんと勉強したい人の役にも立つように作られている本であった。2020/11/08
こずえ
0
ボロノイ図というのは領域にわけたこと、まさになわばりという表現が的を得ている。なわばりをもつ生物、経済的には商業圏など応用範囲は広い。最適配置の数理と一緒に読むとよい。学部3年生以上むけ
しお
0
面白い。応用例も豊富。 2021/03/12
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