実用 実験計画法

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  • サイズ A5判/ページ数 217p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784320017870
  • NDC分類 417.7
  • Cコード C3041

出版社内容情報

●内容
 実験計画法は,その名の通り,実験を計画する方法である.実験結果の解析(解釈)も重要だが,単なる実験データの解析法になってしまったのでは意味が薄い.実験の計画そのものに重きをおくことが大切である.何らかの問題を改善する目的で実験が行なわれ,企業などの組織,消費者などの社会,または,実験者自身に対して,今までより良い結果をもたらすことを期待する.実験計画法は実験者に冷静な判断基準を与え,客観的な判断材料を提供する.実験の結果は信頼でき,かつ,再現性がなければならない.そうした意味において実験の計画は大切であり,実験計画法を活用すべき場面は多い.効率のよい実験を計画し,得られたデータを正しく解析する方法が大切となるのである.本書は,研究者,技術者をはじめとして工程管理,品質管理,品質保証に携わる実務家に,実際の現場で役立ててもらうことを最大の目的として著したものであるが,初めて実験計画法を学ぶ人にも入門書として利用できるように配慮した.


●詳細目次
第1章 実験計画法の基礎
1.1 実験計画法とは
1.2 データの記述と確率分布
1.3 正規母集団に関する推測
第2章 要因(配置)実験
2.1 1元配置実験
2.2 2元配置実験
第3章 直交表実験
3.1 2n 型要因実験
3.2 L4 (23)直交表
3.3 2水準系直交表の性質と種類
3.4 2水準系直交表の割り付け
3.5 2水準系直交表の解析方法
3.6 多水準法,擬水準法
3.7 その他の直交表
第4章 ブロック因子と局所管理
4.1 要因実験の完備型ブロック計画
4.2 要因実験の不完備型ブロック計画
第5章 分割法
5.1 要因実験の分割法
5.2 直交表による分割法
5.3 枝分かれ実験
第6章 線形推定・検定論
6.1 線形モデル
6.2 線形推定論
6.3 線形検定論
第7章 回帰分析
7.1 実験計画法と回帰分析
7.2 要因実験での回帰分析
第8章 計数値データの解析
8.1 適合度検定
8.2 分割表の解析
8.3 2項分布の近似
第9章 検出力と実験の大きさ
9.1 基本となる考え方
9.2 要因実験における検出力と実験回数
9.3 直交表実験における検出力
参考文献
付表

目次

第1章 実験計画法の基礎
第2章 要因(配置)実験
第3章 直交表実験
第4章 ブロック因子と局所管理
第5章 分割法
第6章 線形推定・検定論
第7章 回帰分析
第8章 計数値データの解析
第9章 検出力と実験の大きさ

著者等紹介

松本哲夫[マツモトテツオ]
1975年大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了。専攻:化学工学。現在、ユニチカ株式会社(樹脂事業本部樹脂生産開発部)

辻谷將明[ツジタニマサアキ]
1980年大阪府立大学大学院工学研究科博士課程修了。専攻:数理統計学。大阪電気通信大学情報通信工学部・教授、工学博士

和田武夫[ワダタケオ]
1965年北海道大学農学部農芸化学科卒業。専攻:応用統計学。関西福祉大学・教授、農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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