出版社内容情報
【解説】
1985年に「共立講座 現代の数学 23 作用素代数入門」として発行され、長らく品切れとなっていたものの復刊書。Hilbert空間論より作用素代数の主要な成果に至る理論が網羅されており、多くの学生および研究者にこの分野に関心を持って頂けるよう、理解しやすさを常に念頭におきながら説明を展開している。
【目次】
函数解析の基本概念・C*代数・von Neumann代数・KMS条件とTomita-Takesaki理論・・ConnesのIII型理論他
内容説明
本書は、作用素代数入門と題し、作用素代数の導入からFields賞に輝くConnesの成果に至るまでの主要な理論を可能な限り含むような計画の下に、理解し易さを常に念頭に置きながら説明を展げた。
目次
第1章 函数解析の基礎概念
第2章 B(H),C(H),S(H),T(H)とRKHS
第3章 C*代数
第4章 von Neumann代数
第5章 KMS条件とTomita‐Takesaki理論
第6章 非可換確率論
第7章 Connesの3型理論
付録 2型、3型、v.N.代数の例
著者等紹介
梅垣寿春[ウメガキヒサハル]
1949年東北帝国大学理学部数学科卒業。専攻は応用関数解析、非可換解析、信号解析、エントロピー理論。現在、東京工業大学名誉教授。理学博士
大矢雅則[オオヤマサノリ]
1970年東京大学理学部物理学科卒業。1976年Rochester大学大学院修了。専攻は量子情報理論、数理物理、関数解析、エントロピー理論。現在、東京理科大学理工学部教授。Ph.D、理学博士
日合文雄[ヒアイフミオ]
1970年東京工業大学理学部数学科卒業。1975年同大学大学院理学研究科修士課程修了。専攻は関数解析、作用素環、作用素論。現在、東北大学大学院情報科学研究科教授。理学博士
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