出版社内容情報
【解説】
多様体の定義から始め,リー群とリー環の対応を詳しく解説し,次に局所同型なリー群を記述する被覆群の理論を述べ,最後にリー環の基礎理論について解説。共立講座現代の数学より単行本化
【目次】
多様体・リー群とリー環・リー部分群・局所同型と被覆群他
内容説明
本書は、リー群論の基礎的な部分を解説したもので、リー群とリー環の対応を与えるリー理論を扱う。本書は、self‐containedとなるように努めた。この本を読むための予備知識としては、微積分、線型代数の他は、代数学と位相空間論のごく基礎的な事柄だけを仮定している。代数では、群、環、体と準同型写像の定義程度、位相空間については、定義とコンパクト空間の基本性質ぐらいを仮定する。それを越える知識を用いるときは、本文または付録で説明した。
目次
第1章 多様体
第2章 リー群とリー環
第3章 リー部分群
第4章 局所同型と被覆群
第5章 リー環の基礎理論