出版社内容情報
日本の誕生から動乱の幕末まで、史上の人物・事件から二百近い項目を取上げ豪華執筆陣によるエッセイで綴った興趣溢れる歴史読物
内容説明
応仁の乱を皮切りに、戦国の城をつくる土木技術、桶狭間の信長軍迂回機動説の真相、毛利元就の謀略秘術、文禄・慶長の役における秀吉の五つの条件、犬公方綱吉の精神分析、吉良邸討ち入りの実況解説、勝海舟の合理精神を培った秘訣、不運の美青年・桂小五郎の幕末まで、歴史随筆の醍醐味百話を収録。巻末に作品対応年表付。
目次
「うつけ者」と「サル」、群雄を制す
徳川300年の布石
「元禄花見踊り」の時代
憂国の志士、奔る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきこ
4
上巻に比べると随分読みやすい。応仁の乱から幕末までなので有名人も多い。歴史にはエピソードがつきもので、そこを深掘りするのが好きである。本書はそんなエッセイ集。それぞれの筆者が推薦する本が紹介されていたり、巻末の対応年表も秀逸で、歴史好きにはたまらない一冊。2020/02/12
よっちゃん
3
それぞれの専門家から見た歴史上のエピソード。面白く読めおすすめの本も紹介されており読みたい本リストが長くなってしまう。上巻もそうだがページ数が多すぎるため本が割れてしまった。出版社の都合もあるが割れてしまうのは頂けないせめて上中下の三冊にできなかったか?2020/03/03
shouga123
1
応仁の乱以降から幕末までの各著名人によるエッセイ集。上巻に比べて流れを把握してることもあり読みやすかった。江戸時代は特に文化的にも花盛りで楽しく読めた。下巻も上巻同様各エッセイの終わりに推薦する本が記載されていて読みたい本が大変増えた2020/05/09
水野洸也
1
なかなか急ピッチで読んだから、いかんせん疲れた、というのが第一の感想。チェックしたところなどを読み返してみると、近世の船事情に自分は興味があったのかだとか、ルイス・フロイス『日本史』や杉田玄白・前野良沢『解体新書』や『海舟座談』を読んでみたいと思ったりだとか、途中途中で断片的に考えていたことが湧き上がってきた。ただエッセイの大半が政治面に割かれており、上巻、吉本隆明の親鸞についてのエッセイ、のようなものは見当たらなく、そこは残念に思う。ただ学者の話はやはり面白かった。2017/05/10
Gen Kato
1
豪華な執筆陣による歴史断想。個人的には江戸期の賭博やら相撲やらの話が一番楽しめました。2014/06/13
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