出版社内容情報
松の木に登って遊んでいた岩吉は、沖に黒い怪物のような船を発見した。船からボートで傷ついたロシア兵たちが浜にこぎ寄せてきた。「ロシア兵が攻めてきた!」明治三十八年、島根県の一漁村に日本海海戦で傷ついたロシア巨艦が漂着した。戦争中にもかかわらず、村人たちは敵兵ロシア兵に救助の手をさしのべ、岩吉もおとなたちにまじって大活躍した。そのときの体験は、やがて村を出て働くようになってからも、岩吉の心のよりどころとなっていた。
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